iPhone Duoが10月23日発売!【36万円超でも予約殺到?】

Apple初の折りたたみスマートフォン「iPhone Duo」が、昨日10月23日に発売されました。
価格は36万4,800円からで、従来のiPhoneを上回る高額モデルです。それでも予約開始直後から注文が集中し、発売日のApple Storeには新しいiPhoneを求める人たちが集まりました。一方、一般消費者への調査では、高すぎると感じる人が大半を占めています。なぜこれほど高価なiPhoneが注目されるのか。発売初日の店舗の様子や購入者の声、スマートフォン好きの反応から、Appleの新しい挑戦を見ていきます。
目次

10月23日午前8時、Apple銀座に購入者が集まった

Apple Store銀座店には多くの人が訪れた

注目のiPhoneDuoは体験客が多かった

10月23日(金)、東京都中央区の「Apple 銀座」では、午前8時の開店前から10人以上が列を作りました。
午前8時になると、店員によるカウントダウンとともに開店。予約していた購入者が次々と入店し、店内では初の折りたたみiPhoneを実際に開閉したり、大画面での操作を試したりする姿が見られました。

ただし、どこのApple Storeも大行列になったわけではありません。
某メディアの記者は、同日午前8時30分ごろに「Apple 表参道」で予約したiPhone Duoを受け取りました。
店頭に目立った行列はなく、購入手続きも約5分で終了したと報告しています。
発売初日の店頭は、店舗や予約状況によって異なる様子だったようです。

iPhone Duoは36万4,800円から、予約開始直後から注文が集中

アップルストアは一部混雑

iPhone Duoの価格は、Apple公式ストアで256GBモデルが36万4,800円、512GBモデルが39万9,800円。最大容量の2TBモデルは57万4,800円です。

最大の特徴は、開くと7.6インチになる大画面。普段は5.4インチのスマートフォンとして持ち歩き、必要なときには小型タブレットのように使えます。画面を左右に分けて2つのアプリを同時に表示できるのも魅力です。

 

Appleは10月16日午後9時から予約を開始しました。某メディアによると、発売日に配送される分の予約枠は開始後約1分でなくなり、店頭受け取り分も数分で埋まったとのこと。

 

海外メディアによる報道デモ、予約開始後まもなく配送予定が2027年1月下旬まで延びたと報じています。
日本では発売当日、オンラインで予約した人に限定して店舗販売が行われました。36万円を超えても、発売直後に欲しい人は確かに存在します。ただし、Appleが用意した初回販売台数は明らかになっていないため、予約枠がすぐに埋まったことだけで、一般消費者全体に人気が広がったとは判断できません。

一般消費者の約9割は購入予定なし、高額な価格が壁に

iPhoneDuoの価格は賛否両論

スマートフォン市場の調査を行うMMD研究所は、
2026年10月5日から7日にかけて、15〜69歳の男女6,230人を対象にiPhone Duoの認知度と購入意向を調査しました。

結果は「購入する予定」が3.6%、「購入を検討している」が6.8%で、合計10.5%。約9割が購入する予定はないと回答しています。購入予定者・検討者480人への追加調査でも、78.3%が価格を「高い」「やや高い」と回答。購入に関心のある人たちでさえ、価格は大きな負担と感じていることが分かります。

別のアンケート調査でも似た傾向が見られます。株式会社ALL CONNECTが2026年10月に493人を対象に実施したインターネット調査では、90.5%が価格を高いと評価しました。購入したくない人の理由は、価格の高さに加え、折りたたむ必要性を感じないという回答も目立ちます。なお、調査対象者や質問方法が異なるため、それぞれの数字を単純に比較することはできません。

一般iPhoneユーザーにとって、画面が折りたためるというだけで、30万円以上を支払う理由にはなりにくいのでしょう。

スマホ好きの間では約7割が予約する意向、高くても欲しいという声

スマホオタクにとってiPhoneDuoは期待が大きい

一般消費者とは違い、iPhoneDuoを積極的に追いかけるスマホオタク達の反応はかなり違います。
国内iPhone専門メディアが10月7〜12日に会員158人へ実施したアンケートは、71.5%が予約開始日に予約する意向を示しました。

実物を見てから判断する人や値下がりを待つ人も含めると、購入意欲のある人は79.7%。購入意向のある125人のうち55.6%が、一括払いを選ぶと回答しています。これは予約前の意向調査であり、実際に購入した割合ではありません。iPhoneに強い関心を持つ会員へのアンケートなので、一般ユーザー全体を代表する数字でもありません。

 

iPhoneDuo発売日の購入者も、折りたたみiPhoneの新しい使い方を楽しみにする声がありました。国内メディアが10月23日に報じたところによると、東京都内のApple Storeで先頭に並んだ50台のエンジニア男性は、スマホゲームをしながらSNSを見るなど、複数アプリを同時に使える機能に期待していました。

続いて取材に応じた東京都の20台後半の男性会社員も、価格は高いと認めながら、折りたたみならではの機能やアプリを楽しみにしていると語っています。高性能や新しい機構を求めるスマートフォン愛好家にとって、iPhone Duoは価格だけでは判断できない商品。購入に慎重な一般ユーザーと、発売直後から試したい愛好家の間には、はっきりとした温度差があります。

折りたたみでは後発のApple、その参入はスマホ業界に大きな変化

折り畳みスマホはSamsungやHuaweiが先行販売している

折りたたみスマートフォンは、SamsungやHuaweiなどのメーカーがAppleより何年も早く製品化してきました。

それでもAppleの参入が注目される理由は、iPhoneが持つ大きな市場シェアにあります。MM総研が2026年5月14日に発表した2025年度の国内スマートフォン出荷台数調査では、Appleのシェアは51.6%。日本で出荷されたスマートフォンの半数以上を占めています。

こうした企業が折りたたみ製品を販売することで、これまでAndroidの一部モデルに限られていた選択肢が、大勢のiPhoneユーザーにも広がります。市場調査会社IDCの副社長フランシスコ・ジェロニモ氏も、Appleの参入が折りたたみ市場を、より幅広い消費者へ広げる可能性を指摘しています。IDCは、2026年の世界の折りたたみスマートフォン市場で、Appleが出荷台数の31%、販売金額の44%を占めると予測しました。これは発売初日時点の実績ではなく、今後の市場予測です。

iPhoneDuoの人気が出るのか

iPhone Duoが一般ユーザーに広く普及するには、価格や耐久性、通常のスマートフォンにはない使い道など、まだ課題があります。それでも、世界的に大きな顧客基盤を持つAppleが、ついに折りたたみスマートフォンに参入したことは大きな出来事です。他社より遅れての参入ながら、折りたたみスマートフォンが一部の愛好家向けの商品から、一般の人も選ぶスマートフォンへ変わっていくきっかけになるかもしれません。

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