新社会人の皆さん!もう五月病は治りましたか?(笑)
ビジネスパーソンにとって、自分磨きは必須の習慣!
スキルアップや資格取得など、デキる人は日々自分を磨きまくっているものです。
特に資格試験へのチャレンジは人気の自分磨きメニュー。
今はやっぱり、IT系の資格が熱いようですね。
なかでも特にホットなのが、IT社会に生きる職業人なら受かりたい、あの国家試験
「ITパスポート試験」
名前からしてカッコいい資格、是非とも履歴書の資格欄に書きたいですね!
ということで、今話題の資格、「ITパスポート試験」について特集してまいります!
ITパスポート試験とは?
IT社会に生きるからこそ需要のある資格、ITパスポート試験のメリットについて解説します。
IT社会で求められるリテラシーを保有することを認定
今や社会は「情報化社会」と呼ばれ続けて、いつの間にかITを利活用することが当たり前となりました。
それは、パソコンで文書作成や経理をするという仕事の面に限らず、「友達とLINEをする」「SNSで推しの発信をチェックする」といった、遊びの場面でさえもITを利活用することは珍しくありません。
つまりITを利活用するというのは、料理をしてご飯を作るくらいの水準で、私たちの生活にとって当たり前の行動となっています。
ですが、いくら料理をすることが当たり前であっても、包丁で野菜を切るとき、野菜を持つ手は「猫の手」など、気を付けなくてはならないことは沢山ありますね。
包丁の使い方を誤れば怪我をしますし、揚げ物をする際は火の始末は絶対です。
料理における「包丁の使い方」や「火の始末」と同じように、ITを利活用するうえで知っておくべきことや意識すべきことは沢山あります。
ましてや社会人としてITを利活用するということは、業務における責任を持つということでもあります。
そうした、公の場において安全に、かつ有効にITを利活用する為に必要な知識・スキルを保有することを証明する試験、それがITパスポート試験です。
立派な国家試験
ITパスポート試験は、独立行政法人 情報処理推進機構(IPA)という機関が実施する国家試験となります。
つまり、受かれば「国家試験合格者」カッコいいですね!
身近な国家試験ですと運転免許がありますが、ITパスポート試験はもっと気軽に受験することができます。
まず、ITパスポート試験には受験資格がありません。
運転免許は18歳にならないと取得できませんが、ITパスポート試験の合格者の最年少は7歳です。
また、ITパスポート試験はCBTという試験形式を採用しており、試験はPC上で行われることとなっています。
試験の実施がある程度自動化されているため、受験者も自分の都合の良い日程に予約して受験できるため、受験スケジュールに自由が利くのも、多くの受験者にとってチャンスと言えますね。
就職・転職どころか人生に有利
ITパスポート試験は就職・転職にも有利な資格とされています。
世の中には「就職に有利!」といわれつつも「その資格だけで就職は・・・」と言われてしまう資格もたくさんあります。
実際のところは、就活生がいかに「自分の良さを企業に伝えられるか」という自己PRの部分にかかわってくるので、資格そのものに価値がないわけではありません。
しかし、ITパスポート試験の合格が就活を有利にするのには、もっと大きな理由があります。
それは、「今の社会はITありき」だからです。
数十年前まではPCが使えること自体が特別視され、スマホも珍しいといわれる時代もありました。
ですが今では、ITは私たちの生活にすっかり溶け込み、どこにいても自然と利活用されています。
「スマホを使う」というのも、「お箸とお茶碗でご飯を食べる」「炊飯器でご飯を炊く」というくらいの感覚になってきてもおかしくありません。
そうしたIT利活用に関する一般常識を認定するITパスポート試験に合格し、就活に臨むというのは、有利になるどころか是非とも通過しておきたいステップなのです。
意味合いとして、高級レストランで食事をするならばテーブルマナーを身に着けるくらいの認識に近いでしょう。
気になる試験内容は?
この章でわかること
ここでは、ITパスポート試験の試験範囲について解説していきます。
社会のお勉強も頑張ろう!
「ITパスポート試験」という名前からして、PCの資格と連想しがちですが、実はITパスポート試験はPCのスキルを試すだけの試験ではありません。
PCの知識も出題されますが、それ以前に「社会的な知識」こそ試されます。
例えば最近、話題になっているSDGsやSociety5.0といった社会の動きや、工程管理や会計に関することなど、これから会社でお仕事をするために知っておいて欲しいとされることも試験範囲となっているのです。
「ITも勉強して、しかも経営とかも勉強とか大変すぎる!」と思ってしまうかもしれませんが、これから社会に出たら自然と身につくことですし、正直なところ経営の知識に関しては、社会人として知っておかないと「恥ずかしいっ!」って思うこともあるんです。
ここはひとつ、「PCバリバリ使えて経営の知識もある俺って、マジでカッコいい!!」くらいのモチベでお勉強がんばりましょう!
試験勉強以前に知っておいてほしい常識
ITパスポート試験の試験範囲には、情報セキュリティやコンプライアンス、著作権法といった、少し法律にかかわる部分も含まれています。
当たり前ですが、法律は社会のルールです。
これらに関して知らなかった場合、「点数取れなかった」では済まされません!
社会のルールなのですから、当然のごとく破れば罰せられます。
特にITと合わせて社会の勉強をするのであれば、情報セキュリティに関しては「自分ごと」と思って勉強しましょう。
あなただって、何かの手続きで入力した自分の住所や電話番号をいい加減に扱われて、「情報が漏洩して誰かに知られてしまいました。」などと言われたら嫌ですよね?
そして仕事をするということは、「お客様の個人情報」を取り扱うこともあります。
その時に、なぜ情報セキュリティが必要なのか「知らなかった」。個人情報を扱うことへの気遣いが「できなかった」では済まされません。
あなたも、そしてあなたを採用してくれた企業にも社会的に多くのものを失うのです。
せっかく資格を取るのですから、「自分はもう立派な社会人!」という意識と自信をもって勉強しましょう。
えっ、計算問題…
さて、ITパスポート試験の名前から薄々気づいていた方もいらっしゃるかもしれませんが・・・。
ITパスポート試験では、計算問題が出題されるケースも珍しくありません。
「PC使うって言っても、ただの事務作業なんだけど・・・」
「私、文系だし。プログラマーになりたいんじゃないのに・・・」
その気持ち、よーくわかります。
ですが、ご安心ください。
過去問などを見る限りですが、ITパスポート試験で出題される計算問題は、「繰り返し練習すれば、なんとなく解けるようになってしまうレベル」となっています。
また、どうしても計算が苦手であれば、計算問題をある程度捨てるのも戦略のひとつです。
社会の勉強も大事とは言いましたが、試験範囲が広いのも事実です。
その全てを完璧に網羅するというのは、効率がよくありません。
教科書などで試験範囲を確認し、「ここは実務でも大事だな」というところだけを抑え、逆にあまり実用性のない部分は程々にしておくなど、勉強する範囲を考えるのも受験対策のうちですね。
おすすめの勉強法は?
ITパスポート試験に合格したい!
その熱い思いを応援したく、効果的な学習法を紹介いたします。
尚、ここで紹介する勉強法は他の資格試験や仕事で必要なスキルアップの勉強にも応用できますので、是非とも身に着けていただければと思います。
教科書は「2段階」で読む
最低限揃えなくてはならない教材として、「教科書」「問題集」「関連書籍」は揃えてください。
そして学習はインプットから始まり、これは教科書を読み込むことに当たります。
ここで重要なのは、教科書は「2段階」で読むということです。
2段階とはどういうことなのか?といいますと、
- 1回目は知らないところにアンダーラインを引きながら、大まかに全体を把握する
- 2回目はアンダーラインを引いたところをノートに取りつつ、暗記・理解しながら読む
ということです。
専門書のような難しい内容の本を、いきなりじっくりと読もうとしても頭に入りにくいものです。
なので、段階に分けてインプットを行いましょう。
また、インプットは「書く」ということも効果的です。
2回目のインプットはノートに書きながら行ってみましょう。
最初は簡単な問題だけを解く
インプットが終わったら、今度はアウトプットです。
つまり問題集にチャレンジするわけですが、ここでいきなり過去問をすべて説いても、正解率は見るに堪えないケースがほとんどです。
ここで落ち込んで挫折。
教材がフリマアプリに出品・・・となりがちですが、諦めるのは早すぎます。
最初は、「解けなくて当たり前」です。
どんなに頭がいい人でも、どんな試験でもインプットだけでは受験勉強は成り立たないのです。
まずは問題集のうち、解けそうな問題から解いてみましょう。
過去問を順に解いていくにしても、わからなければその時は捨ててください。
捨てても後で解答を見て理解すればよいのです。
計算問題は、解き方を「なぞる」
恐らく、多くの方が苦手としているであろう、計算問題。
練習すれば解けるとはいえ、専門的な内容を含む以上は簡単ではありません。
結論から言うと繰り返し解くしかないのですが、解き方がわからないと、それもできないのが計算問題。
ですから、最初は思いきって答えをみながら、解説の式のとおりに解いてみてください。
もちろん、解き方を真似するのですから、解くというより「なぞる」こととなります。
理系の方であれば理解してしまえばこっちのものですが、そうでなければ感覚的に「掴む」のが手っ取り早いですw
また、ITパスポート試験の計算問題は公式で解く問題も多いようですが、これは公式さえ覚えていれば勝ったも同然です。
ただし、数学検定のように計算力を問う試験ではなく、用語の意味を問うような問題も出題され、そちらでの得点も狙えます。
公式も「覚えられるものは覚えておく」くらいのスタンスでいて、バランスよく強みを持っておきましょう。
まとめ
では、今回のまとめに入りましょう。
- ITパスポート試験は、社会人として必要なITリテラシーやスキルを認定
- 試験範囲はPCスキルだけでなく、経営など社会的な内容も含まれる
- 受験資格は特になし
- 予約制なので、自分の都合に合わせて受験可能
今ではAIを利用したサービスもIT利用者の手の届くところで提供されているため、より応用的なIT利活用のスキル・リテラシーが求められると予想されます。
ITの進化に後れを取らないよう、私たちも日々進化していきたいものですね。
ここまでお読みいただき、ありがとうございました。
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