夏の暑さに注意!スマホのオーバーヒートの原因
スマホのオーバーヒートを招く三要素
-
周囲温度 / CPU負荷 / バッテリー負荷 :
気温が高い場所や直射日光下では、本体が外気へ熱を逃がせず急速に温度が上がる。高画質動画や3Dゲームなど負荷の大きいアプリを長時間使うと、演算を担当するCPUが激しく動き続けて発熱が増大する。さらに「ながら充電」のように充電しながら操作すると、バッテリー内部で充放電の電気エネルギーが熱として加算され、三つの要因が重なりやすい。これらの重複状態が続くと安全装置が働き、画面輝度の自動低下や充電停止などの制限が発生する。
常駐アプリの影響で熱が増える?
-
使わないアプリが通信と演算を続け発熱を助長 :
一見アイコンを閉じても、多くのアプリはバックグラウンドで位置情報取得やクラウド同期を続ける。CPUと通信モジュールが細かい処理を繰り返すため、温度は静かに上昇し、体感しにくい“隠れ高負荷”状態になる。不要アプリを放置すると電池消耗が早まるだけでなく、温度センサーが作動して動作が遅くなる場合もあるため、定期的な整理が欠かせない。バックグラウンド更新を止めるだけでも温度上昇幅が数度下がるケースは珍しくない。
設定で行う具体的な対処方法!
-
設定 → アプリと通知 → アプリ一覧:不要アプリのデータ通信を無効化:
まず「設定」から「アプリと通知」を開き、「アプリ一覧」で現在動作するアプリを確認する。使用頻度が低いものは[データ通信を無効化]または[強制停止]を選び、起動中のプロセスを止める。ゲームや動画編集など重いアプリは利用後に必ず終了させ、位置情報を常時使うアプリはバックグラウンド権限を「許可しない」に設定する。あわせて、
-
充電中は操作を控える
-
ケースを外して放熱を促す
-
高温環境では電源を切り涼しい場所に置く
といった基本動作を徹底すると温度上昇を抑えやすい。
iPhoneでの熱防止策と設定による具体的な対処方法
Androidと同じく、iPhoneでも発熱を抑えるには「設定」アプリで不要な通信やバックグラウンド動作を制限するのが効果的です。以下に、操作手順と基本的な熱対策をまとめます。
設定で行う具体的な対処方法
- 不要なアプリのバックグラウンド通信を制限する
「設定」→「一般」→「Appのバックグラウンド更新」で、すべてのアプリのバックグラウンド更新を「オフ」にするか、リストから個別に不要なアプリだけ「オフ」に設定します。 - 位置情報の利用を制限する
「設定」→「プライバシー」→「位置情報サービス」に進み、必要のないアプリは「許可しない」または「Appの使用中のみ許可」に設定します。 - 不要なアプリのモバイルデータ通信をオフにする
「設定」→「モバイル通信」を開き、下へスクロールして利用しないアプリのスイッチを「オフ」にし、そのアプリのモバイルデータ通信を無効化します。 - アプリの強制終了・整理
ホーム画面で下からスワイプしてアプリスイッチャーを呼び出し、不要なアプリを上へスワイプして強制終了します。特にゲームや動画編集など高負荷アプリは、使用後に必ず終了しましょう。
日常で守りたいスマホ温度管理
-
高温環境を避け、負荷を減らし、定期的にアプリを整理する
-300x200.jpeg)
屋外の直射日光下に長時間放置しない、長時間ゲーム・動画視聴の途中で休息を入れる、充電ケーブルは認証品を使うといった習慣づけが端末寿命を延ばす鍵になる。熱がこもると部品の劣化が早まるため、異常に熱いと感じたらいったん電源を切って冷えるまで待つことが最も安全だ。発熱を放置するとバッテリー膨張や動作停止に発展するリスクがあるため、
今回の手順を参考にして夏のスマホも、こまめな温度管理を続けよう。
カテゴリー