【iPhoneSE3】手軽さから中古で人気上昇!

【iPhoneSE3】手軽さから中古で人気上昇!

SE3が販売ランキングを独占

中古スマートフォン取引サービス「ニコスマ」が発表した7月の販売ランキングでは、iPhone SE(第3世代)64GBモデルが2か月連続で首位を獲得。2025年現在、中古市場でiPhoneSE3は安定した人気。
一方で、長くランキング上位を維持してきたiPhone7とiPhone8が初めて同時にトップ10圏外に落ちたことは大きな転換点であり、2021年4月の集計開始以来初めての出来事となった。つまり、中古市場での定番モデルが世代交代を迎えつつある。

SE2とホームボタン搭載機種の根強い需要

iPhone SE(第2世代)をはじめとしたホームボタン搭載モデルは、いまだに一定の人気を維持している。特に買い取り市場では、SE2の需要が非常に高く、64GBモデルが1位、128GBモデルが2位を記録した。これは、ホームボタンを好むユーザー層が依然として存在しており、価格と性能のバランスを重視する利用者が多いことを示している。安価でありながら使いやすさを持つ庶民的なiPhoneが評価され人気が続いている。

Android勢の存在感

中古市場のランキングでは、AndroidスマートフォンのAQUOSシリーズも注目されている。
AQUOS sense3が5位、sense4が10位にランクインし、前月から順位を上げた。性能面では価格以上の価値を持ち、コストパフォーマンスを求める層に支持された。特に「安価でも普段使いに十分対応できる」という点が評価され、iPhoneの高価格化が進む中で代替選択肢としての魅力を強めている。

項目 AQUOS sense3 AQUOS sense4
発売日 2019年11月 2020年11月
中古平均価格(2025年9月) 約7,300円(64GB) 約9,700円(64GB)
SoC(CPU) Snapdragon 630 Snapdragon 720G
バッテリー容量 4,000mAh 4,570mAh
画面サイズ 5.5インチ IGZO液晶 5.8インチ IGZO液晶
画面解像度 2,160×1,080(FHD+) 2,280×1,080(FHD+)
リフレッシュレート 60Hz 60Hz
サイズ 約147×70×8.9mm 約148×71×8.9mm
重さ 167g 177g
数年前のスマホは値段的にリーズナブルであるが、OSの更新が既に終了している製品も多く、
スマホ内のセキュリティを常に最上級に保ちたい用途には不向きです。
逆を言えば、普段使いの動画視聴や音楽鑑賞、ミニゲームなどの普段使いで使用するのであれば充分お得と言えます。

だが日本でのiPhone一択の空気感もある

一方で、日本では学生の間で「iPhoneを持つことが一種のステータス」とされ、仲間意識を得るためにiPhoneを選ぶ傾向が強い。最近Xで話題になったのが、家庭内でのスマホ選びにおける親子間の意見の対立だ。

スマホ初心者のお子さんにスマホを持たせる親御さんの多くは「最低限の連絡手段としてコストを抑えたい」と考えるが、子ども側は「iPhoneを持っていないと仲間外れにされるかもしれない」という不安を抱えている。

スマホへの意識のギャップが、家庭内でのスマホ選びに影響を与えている実態が浮き彫りになっている。スマホを誰かに買い与える用途で中古を探している場合は、iPhoneは重要な選択肢になり得る。

中古市場全体の動き

買い取りや取引量が全体的に増加しており、スマートフォンの買い替え需要が依然として高口なっている。特にiPhone SEシリーズは、新品価格が高騰している現状において、中古でも人気を保ち続けている点が特徴的だ。ランキングから外れたiPhone7や8は「時代の終わり」を感じさせる一方で、SE3の連続首位獲得は明確にトレンドを示している。

利用者の多くは「新しめで安価なモデル」を選ぶ傾向が強く、
時代に合った無難な選択をしているといえる。

SE3後続機であろうiPhone16eも発売したがSE的ではないとの声も

既にSEシリーズの後続機モデルであろう2025年2月にiPhone16eが発売したが、
SEシリーズに期待していたユーザーの反応は良くない。

iPhone16eは廉価版ながら128GBモデルが約10万円、端末も6.1インチでiPhone16と同じサイズ、それを見たSEシリーズ特有の「安価・小型・指紋認証」の様な特徴のiPhoneを求めていた層からは「価格やサイズがSEらしくない」と落胆が広がった。最新スペックやバッテリー、カメラ性能の向上、最新チップ搭載など16eの魅力やApple Intelligence対応に注目も集まり、高性能志向の購入者からは受け入れられてたが、SE3が持つ「小型・物理ボタン・手の届く価格」といった魅力の継承は少ない様に感じられる。このことが中古SE3の人気につながっている。現行SE3の中古は2〜4万円台で性能・コスパ・携帯性に優れ、「SEらしさ」で人気を維持している。

iPhone SE3とiPhone16eの違い

項目 iPhone SE(第3世代)128GB iPhone 16e 128GB
新品当時の価格(日本・税込) 63,800円(Apple Store、2022年3月時点) 99,800円(Apple公式・SIMフリー、発売時)
サイズ 138.4 × 67.3 × 7.3 mm 146.7 × 71.5 × 7.80 mm
重さ 144 g 167 g
SoC(GPUコア) A15 Bionic(4コアGPU) A18(4コアGPU)
同一SoC採用モデル iPhone 13 / 13 mini(A15・4コアGPU) iPhone 16 / 16 Plus(A18・5コアGPU)
Face ID なし あり
指紋認証 Touch ID(ホームボタン) なし
アウトカメラ(数/仕様) 1基:12MP広角 ƒ/1.8、OIS、デジタルズーム最大5倍、Deep Fusion、Smart HDR 4、ポートレート 1基(2-in-1):48MP Fusion 26mm ƒ/1.6、OIS、12MP相当2xテレフォト有効、デジタルズーム最大10倍、Photonic Engine、Deep Fusion、Smart HDR 5、ナイトモード
動画(背面) 4K最大60fps、1080pスロー 120/240fps、光学式手ぶれ補正 4K Dolby Vision最大60fps、1080pスロー 120/240fps、光学式手ぶれ補正、空間オーディオ
iPhone SE3はOSのサポート期間を比べると、最新の16eに劣ります。これも最新のセキュリティ機能を維持し続けたい人には必要ですが、一般的な動画視聴や音楽鑑賞、ミニゲーム使用などでは、OSサポートの違いの影響は感じにくいです。

新品価格が全体的に上がっている現代では中古は強い

iPhoneシリーズ発売当時の価格比較

新品スマホの価格が上昇し続ける中で、中古は現実的な購入手段として定着しつつある。消費者が賢くモデルを選び分けている様子がうかがえる。特にSEシリーズは「価格と性能のバランス」に優れていることから、今後も高い需要が見込める。

iPhone SE3の長期使用もEyeSmartがサポート!?

この様にiPhone SE3はまだまだ需要があり、スマホ初心者やサブ端末としての用途にはコスパ抜群だが、発売から数年経過しているためバッテリーの劣化が心配。

iPhone SE3を長く使いたいのであれば、バッテリー交換を検討することが重要になる。

EyeSmartでは経験豊富なスタッフが確かな技術でiPhoneの修理やバッテリー交換に対応しており、買い替えではなく今の端末を安心して使い続けたい方をサポートしている。中古市場で人気のSEシリーズを長く使いたい方には特におすすめの選択肢といえる。


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