Androidスマホでも使える紛失防止タグ
最近、iPhoneからAndroidスマホに変えた方で、「便利だった機能が使えなくて困った…」という経験をした人も多いと思います。特に「AirTag(エアタグ)」のような、紛失したものを簡単に探せるガジェットがAndroidには少なかったのです。
しかし2024年4月、Androidに「Find Myデバイス(デバイスを探す)」という機能が導入!
現在では、同様のAndroid対応の紛失防止タグ製品が色々な会社から発売されています。今回はそんな、androidでの紛失防止機能を活用できる紛失防止ガジェットを解説。
Androidユーザー向けの紛失防止タグ登場!
今回使用する紛失防止タグ”ペブルビー”は、世界で初めてApple「探す」ネットワークとGoogle「デバイスを探す」の両方で使えることを実現したスマートタグです。 お持ちのスマートフォンに合わせて、どちらか一方を選んで使えます(両方を同時には使えません)。
Android端末の「デバイスを探す」アプリと連携して、紛失物を探すことができる便利な製品です。
発売されている種類は以下の3つです:
製品名 | 連続稼働時間 | 充電方式 | 備考 |
---|---|---|---|
Clip Universal | 最大12ヶ月 | USB-Cケーブル | キーリングやバッグに適したデザイン。 |
Tag Universal | 最大8ヶ月 | USB-Cマグネット充電器 | 小型・軽量でリモコンや荷物に最適。 |
Card Universal | 最大18ヶ月 | USB-Cマグネット充電器 | 薄型で財布やパスポートケースに収納可能。 |
それぞれ、用途や場所に応じて使い分けが便利で、他社も様々な形状のタグを販売しています。
ペブルビー詳細は公式HPで確認してください。
Androidにも対応した紛失防止タグ特徴と使い方
このガジェットの最大の特徴は「デバイスを探す」アプリで位置を確認したり、
音を鳴らして探したりできることです。
使い方はとても簡単です。
- 本体をAndroidスマホに登録します。
- 紛失した場合、アプリで位置を確認したり、音を鳴らして探します。
実際に試したところ、音がかなり大きく長く鳴り続けるため、
何度もスマホで鳴らし直す必要がなく便利でした。
Android版の紛失防止タグ使用感と注意点
この製品は接続範囲は非常に広く、
20メートル離れていてもしっかりと検知されます。接続の安定性も高い様です。
ただし、重要な注意点があります。デフォルト設定では、「人が多く集まるエリア(トラフィックの多いエリア)」でしか紛失物を探せないモードになっています。
田舎道や人の少ない場所で紛失すると、探せない可能性があります。
Androidの探すモードの変更の仕方は以下:
- 「設定」→「デバイスを探す」→「オフラインのデバイスを探す」を選択
- 「すべてのエリアのネットワークを使用する」に変更
こうすればAndroidでも、更にタグを探しやすくなります。
このタグ製品の充電と持続時間
この製品はすべて充電式で、バッテリーの持ちも良いのが特徴ですが、
既存のエアタグの様にボタン電池式のものも発売されています。
- カード型:最大18か月
- タグ型:最大8か月
- USB-C充電タイプ:最大12か月
繰り返し使えるのも嬉しいポイントです。
他の人とのタグの位置情報共有も簡単!
さらに便利な機能として、家族など他の人ともタグの位置情報を共有できます。
例えば、車のキーを家族と共有している場合、全員がタグの場所を確認できるようになります。
iPhoneのAirTagとのちがいと比較
AppleのAirTagと似た用途ですが、このAndroid対応ガジェットには異なる特徴があります。
- AirTagはiPhoneの「探す」ネットワークに参加している他のiPhoneのBluetooth信号をプライバシーを保護しながら紛失物の位置の特定に使用できます。
- Androidの紛失防止タグは、「Find Myデバイス」ネットワークを使用しますが、初期設定では人の多い場所でしか他人の端末と連携できないため、発見の精度に違いがあります。
また、AirTagは超広帯域通信(UWB)に対応しているため、位置を「何メートル先・何方向」と詳細に示すことができますが、Androidの紛失防止タグは「近い」「遠い」といった大まかな表示にとどまります。紛失時にタグから発せられる音の長さや接続の安定性は、Androidのガジェットも十分に実用的です。
同類の他のAndroid対応の紛失防止タグ製品は?
2024年から2025年にかけて、Androidユーザーでも使える紛失防止タグが複数のメーカーから発売されています。代表的な一部の人気製品をご紹介。
Tile(タイル)シリーズ:Tile Pro (2024) / Tile Mate (2024)
- メーカー:Tile(アメリカ)
- 特徴:
- AndroidとiOSの両方に対応
- 2024年9月~10月に新モデルが登場
- 「SOS機能」搭載:Life360アプリと連携し、ボタンを3回押すと登録された連絡先に緊急通知が送信される
- 「Tile Pro」はBluetooth接続距離が長く、音量も大きめで探しやすい
- 「Tile Mate」は持ち運びに適したスタンダードモデル
Anker:Eufy SmartTrack Link(2025年夏頃発売予定)
- メーカー:Anker(中国)
- 特徴:
- Android専用で、「デバイスを探す」アプリと連携
- タグ型で、鍵やバッグに取り付けやすい
- サイズは約37×37×6.5mm、重さは約10g
- 電池交換可能(CR2032)で最大1年持続
- 防水性能はIPX4(小雨や水滴への耐性あり)
他社製Android対応の紛失防止タグの比較
製品名 | メーカー | Android対応 | 代表的特徴 | 発売時期 |
---|---|---|---|---|
Tile Pro / Mate(2024) | Tile | ◯ | SOS機能、長距離Bluetooth、音量大 | 2024年9月〜10月 |
Eufy SmartTrack Link | Anker | ◯ | Android専用、電池交換可、IPX4防水 | 2025年夏頃予定 |
Androidでも使える紛失防止タグ!推奨設定
この紛失防止タグは、家の中で財布や鍵を頻繁になくしてしまう人には特におすすめです。外出先で紛失するリスクも考え、「すべてのエリアのネットワークを使用する」設定にすることを強くおすすめします。
Androidスマホユーザーでも、AirTagのような便利さを味わえるようになったのは大きな進歩です。ぜひ、日常生活の中で活用してみてください!
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