【スマホ新法スタート!】 iPhoneユーザーが注意すべき事

【スマホ新法スタート!】
iPhoneユーザーが注意すべき事

公式アプリストア以外からダウンロード可能

スマホ新法の施行。iPhoneでは公式アプリストア以外からもアプリを入れられるようになった。

代替アプリマーケットやウェブ配信を通じて、
アプリを配布できる仕組みが日本でも解禁されている。
Apple自身も、公式ストア以外の配信経路が利用可能になったと明記している。
一方で、公式ストア以外から入れたアプリについては、
Appleが作成・管理しているものではないとも明言されている。

【正体不明な代替アプリマーケット】使用は自己責任

代替アプリマーケットは、Appleが運営や管理を行っていない。

どのような基準で審査されているかは、マーケットごとに異なる。運営元が不明な場合、品質が低いアプリや、安全性に問題があるアプリが含まれる可能性がある。公式ストア以外で入れたアプリは、期待通りに動かないことがあり、その場合でもAppleはサポートできない。

Apple外の決済システムを使って課金できる

アプリ内に外部決済リンクを表示できるようになった。

外部決済を使うと、支払いはAppleを通らず、別の事業者が管理する。
どこにお金が流れるのか確認せずに課金すると、後から問い合わせ先が分からなくなる可能性がある。Appleの決済ではないので、返金やトラブル対応もAppleでは受けられない。

ブラウザを選択する画面の扱い

初回設定時にブラウザを選ぶ画面が表示される。ここでSafari以外を選ぶことはできるが、
多くの人はブックマークや履歴をSafariに保存している。

別のブラウザを選ぶと、これまで使っていたデータが引き継がれない。
操作に慣れていない状態で変更すると、混乱しやすい。

アプリなど初回起動時の権限の許可を慎重に

アプリ初回起動時には、位置情報や連絡先などの権限を求められる。

内容を確認せずにすべて許可すると、必要以上の情報を渡すことになるかも知れない。
代替アプリマーケット経由のアプリでは、どのように情報が使われるか分かりにくい場合もある。

サブスクリプションの管理画面の誤解

外部決済を使った課金は、Appleのサブスクリプション管理画面では確認できない。

Apple経由ではないので、解約や返金はアプリ提供者に直接問い合わせる必要がある。
これまでApple側で完結していた感覚のまま使うと、管理できなくなる可能性がある。

サードパーティーアプリの見極め

公式ストア以外のアプリを使う場合、運営元や配布元、レビューを確認する必要がある。
確認せずに使うと、品質や安全性に問題があるアプリを選ぶかも知れない。
アプリマーケットが開かれたことで、玉石混交の状態になりやすい。

インフルエンサーの紹介!の落とし穴

インフルエンサーが紹介しているアプリでも、安全とは限らない。

日本のiPhone利用者は多く、市場規模が大きいので、
宣伝目的で品質の低いものが広まる可能性がある。
紹介したインフルエンサーは、その後のトラブルに対応しない。
紹介されているから安全と判断すると、失敗しやすい。

広告ブロック機能を使ってブラウザで動画視聴する場合

広告を非表示にできるブラウザで動画サービスを視聴すると、場合によって利用規約違反になる。

規約では、最悪の場合アカウント停止になる可能性があるとされている。
便利そうに見えても、規約違反の使い方になる点は理解しておく必要がある。

偽装メッセージとアプリへの誘導

配送通知や購入確認を装ったメッセージから、アプリのインストールを促す手口がある。

実在するサービス名が使われるので、本物と見分けにくい。
リンク先で案内されるアプリを入れると、情報を盗まれることもある。
メッセージ内のリンクを反射的に押すと、被害につながる可能性がある。

Appleがサポートしない範囲しっかり理解すべし

Appleは、公式ストア以外で入れたアプリについて以下の点をサポートしないと明記している。

  • 代替アプリマーケットが正常に動かない場合

  • 代替配信アプリの品質や安全性の問題

  • ユーザーデータ侵害や詐欺、不正利用

  • 外部決済による支払い、返金、サブスク管理

公式ストア以外で使った場合は、基本的に自己責任になる。

今後もスマホ新法の影響情報を追い続けること

スマホ新法での変更にAppleは対応したが、あくまで解放された先の機能を使ってトラブルに巻き込まれても、Appleは基本的に対応しない構えです。これはAppleに限らず携帯会社も基本的に同じで、個人情報が絡むため対応がしずらいのが現状です。

制度や運用は今後も変わる可能性はある。自由度が上がると、悪用される余地も広がる。

入口が広いほど、問題が起きる可能性は高くなる。今後も古いやり方に捉われず、
最新の情報を確認し続けることが重要になる。