見た目はガラケーのガラホとは？

ガラホとは何か？

ガラホは見た目は折りたたみ式でボタン操作が特徴的なガラケーそのものです。ですが実はガラケーではありません。ガラホと言われるこの携帯電話、外見こそガラケーのようですが、中身はスマートフォンと同じ通信機能を持っています。ガラケーでもスマートフォンでもないこの「ガラホ」は、4G回線を利用しているため、通信速度が速く、一般的なインターネットのサイトも閲覧できます。さらに、Wi-FiやBluetoothといった機能も備えており、必要最低限の機能ならスマートフォンに劣らない性能を持っている様です。

ガラホの需要はある？

ここ数年で通信方式は大きく進化し、4Gや5Gが主流となっています。そのため、以前の3G回線を利用していた携帯電話は使えなくなることが増えました。例えば、auでは既に3Gが廃止されており、ソフトバンクも来月15日には廃止予定です。NTTドコモも2026年3月に3G回線を廃止する計画があります。これに伴い、3G対応のガラケーから4G対応のガラホを買う人が出現します。

ガラホは、ガラケーとスマートフォンの中間に位置し、両者のメリットを兼ね備えています。バッテリーの持ちが良い点や、赤外線通信、センター問い合わせといったガラケー時代の便利な機能も残されています。これにより、通話品質が向上し、通信速度も速くなり、より快適に利用できるようになっています。

レトロ2のレビュー：懐かしさと最新技術の融合

最近、「レトロ2」というガラケー型のスマートフォン入手しました。これはモード1というメーカーから出たモデルで、見た目は完全に懐かしいガラケーです。中身はAndroid 13が搭載されています。レトロ2は物理ボタンとタッチスクリーンを両立しており、価格も3万円弱と非常にリーズナブルです。

パッケージからすでにレトロ感が漂い、平成の思い出が蘇ってきます。本体はとてもコンパクトで昔使っていたガラケーを思い出させます。特にUSB-Cケーブルが付属しているのも親切です。デザインはレトロですが、端子や使い勝手は現代風にアレンジされています。

レトロ2のスペックは、CPUにHelio G85を搭載し、メモリは4GB、ストレージは64GB、さらにSDカードにも対応しています。バッテリー容量は2500mAhで、Bluetoothも搭載しています。これは3年前のローミドルレンジのスマートフォンと同程度のスペックで価格が安いため、ガラケーの機能を望む場合、それほどがっかりする性能でもありません。

使ってみるとタッチスクリーンと物理ボタン両方使えるのが便利です。特に漫画アプリや連絡用のチャットアプリを利用する際には、物理キーでページ送りや操作ができるのが快適でした。ブラウジングや動画視聴も問題なく行え、YouTubeの再生もスムーズです。画面サイズは3.5インチで、解像度も高くないため、動画視聴には適していないかもしれませんが、音質は良いので驚きました。

最後にカメラ性能もチェック。背面カメラは4800万画素、フロントカメラは2300万画素ですが、センサーサイズが小さいため、画質はあまり期待できませんでした。実際に撮影してみると、写真は高解像度で撮影されますが、白飛びしやすい印象でした。暗所での撮影も厳しく、カメラとしての性能電話や漫画閲覧が主な用途であれば、十分に満足できる性能です。特に、コンパクトなサイズ感が気に入っており、ポケットに入れても邪魔にならないのが大きな魅力。

ガラホを選ぶ人たち

ほとんどの人がスマートフォンを使用していますが、それでも折りたたみ携帯電話、つまりガラホを選ぶ人が一定数存在します。主に通話がメインの利用者や、タブレットと携帯電話を2台持ちする人たちがガラホを選ぶ傾向があります。また、ビジネスシーンでも通話が中心となる場合には、ガラホの方が使いやすいという理由で選ばれることがあります。年代を問わず、シンプルな操作性と長いバッテリー寿命が魅力となり、特に高齢者やビジネスマンに支持されています。通話のために携帯電話を使用する人々にとって、ガラホは最適？な選択肢かも知れませんね！