【水注意】Apple製品耐水性能はあてにならない?
夏本番となり、気温が上がる中で水辺のアクティビティが増える季節がやってきましたね!
海やプール、湖などで過ごす時間が増えると同時に、Apple製品の使用機会も増えることでしょう。今回は、iPhone、Apple Watch、AirPodsの耐水性能について詳しく解説し、水辺での使用時に避けるべきポイントをお伝えします。
iPhoneの耐水性能と注意点
iPhone 6sまでは耐水性能は全くありませんでしたが、iPhone 7以降、耐水性能が追加され、少しずつ進化してきました。現行モデルでは基本的に耐水性能が備わっていますが、注意が必要です。
- iPhone 7はIP67等級で、最大水深1mで30分間の耐水性能を持っています。
- iPhone XS以降はIP68等級で、水深2mで30分間耐水可能です。
- iPhone 11 Proでは水深4m、iPhone 12以降は6mで30分間の耐水性能があります。
- iPhone SE第3世代はiPhone 8をベースとしているため、IP67等級で水深1mで30分間の耐水性能です。
しかし、Appleのサポートページによると、液体による損傷は基本的に保証対象外とされています。液体侵入インジケーターが赤くなると水没とみなされ、保証が受けられない場合があります。また、防末性能や耐水性能は永続的ではなく、通常使用で耐性が低下する可能性があるため注意が必要です。
Apple Watchの耐水性能と使用上の注意
Apple Watchは、初代とシリーズ1は水中での使用ができませんでしたが、シリーズ2以降は耐水性能が追加されました。最新の**Apple Watch Ultra**はスキューバダイビングにも対応していますが、モデルによって条件が異なるため注意が必要です。
- シリーズ2以降のモデルは50m防水で、プールや海での使用が可能です。しかし、スキューバダイビングやウォータースキーなど高水圧のアクティビティには適していません。
- Apple Watch Ultraは水深40mまでのダイビングに対応しており、シャワーの際にも着用できますが、55度以上のサウナには使用しない方が良いとされています。
AirPodsの耐水性能と適切な使用法
AirPodsは、初代と第2世代には耐水性能がありませんが、AirPods Proと第3世代には耐水性能が追加されています。
耐水性能はありますが、永久的なものではなく、石鹸やシャンプー、スチーム、サウナなどには注意が必要です。水上や水中でのスポーツやシャワーでの使用は想定されていません。
Apple製品全般における自己管理の重要性
Apple製品全般に言えることですが、防水性能があるとされる製品でも、実際には耐水性能と表現されています。
特に、水辺での使用には防水ケースの使用を推奨します。また、AppleCare+に加入していても、水没とみなされると有償修理となる可能性があります。
修理専門店の経験から、耐水性能は経年劣化することが業界の常識です。
メーカーとしては耐水性能を購入の利点としてアピールしたいのでしょう。しかし、修理現場としての視点では、iPhoneやスマートフォンは精密機器です。これらは、小型のコンピュータに過ぎず、外装が破れたり湾曲したりすれば、内部の繊細な部品に影響を及ぼします。自己管理が必要な道具であることは変わりありません。
特に現代では、同期システムを常に使用し、バックアップを前もって作成しておくことが重要です。壊れてからではなく、日頃からバックアップを取ることが推奨されます。これにより、データの損失を防ぎ、万が一の際にもスムーズにデータを他のデバイスに転送できます。
これからの季節、水辺でApple製品を使用する機会が増えると思いますが、製品の特性を理解し、適切に使用することが大切です。防水ケースの使用や、やってはいけないことを確認すると、もっとスマホを長く使えそうですよね。
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