Amazonプライムビデオに広告が!
ユーザーの反応と今後の影響
Amazonプライム会員特典の一つとして、多くのユーザーに利用されてきた「Amazonプライムビデオ」。これまでは会員であれば追加料金なしで映画やドラマが見放題でしたが、2025年4月8日より、Amazon Prime Videoの日本国内でのコンテンツに広告が挿入される運用が開始されました。本記事では、なぜこのような方針変更が行われたのか、今後のAmazonプライムビデオの行方、そしてユーザーがどのように対応すべきかを詳しく解説します。
Amazonプライムビデオに広告が導入される理由
Amazonプライムビデオが広告付きプランを導入する背景には、世界的な動画配信サービスの戦略変更と、コスト回収の必要性が挙げられます。
① Netflixの広告付きプラン成功が影響
動画配信業界では、Netflixが広告付きプランを導入したことで成功を収めています。
Netflixは当初、広告なしの没入型視聴を強みとしていましたが、より多くのユーザーを取り込むため、広告付きの低価格プランを導入しました。その結果、ユーザー数が増加し、収益も安定しました。
この流れを受け、Disney+をはじめとする他のサブスクサービスも次々に広告付きプランを導入。Amazonも、この成功事例を参考にしつつ、新たな収益モデルを模索したと考えられます。
大手動画サブスクサービスの広告の有無と月額料金比較(2025年調べ)
サービス名 | 月額料金 | 広告の有無 |
---|---|---|
U-NEXT | 2,189円/月 | なし |
Amazon Prime Video | 600円/月 | 2025年から一部広告導入予定(広告なしオプションあり) |
Netflix | 890円〜/月 | 広告付きプランあり(標準・プレミアムプランは広告なし) |
Disney+ | 990円〜/月 | 米国では広告付きプラン導入(日本の状況不明) |
Hulu | 1,026円/月 | なし |
ABEMA | 960円/月 | 広告付きプランあり |
DMM TV | 550円/月 | なし |
dアニメストア | 550円/月 | なし |
② 日本のプライム会員料金の低価格が影響か
- Amazonプライムビデオ料金は、日本で年間契約では税込みで5,900円(月額に換算491円)と、海外に比べて非常に安価です。
- 例えばアメリカでは、年間契約139ドル(約2万円)と、日本の約4倍近い価格設定になっています。
これだけ安価で提供されているにも関わらず、Amazonプライムビデオでは多くの映画やドラマが見放題となっており、コンテンツ調達費用がかさむ状況が続いていました。
日本では楽天市場との競争もあり、プライム会費の大幅値上げは難しいため、広告付きプランの導入による収益化が必要になったと考えられます。
いつから導入されるのか?料金への影響
Amazonプライムビデオの広告付きプランは、2025年4月8日から導入済みです。
広告なしで視聴したい場合は、追加の料金(月額390円)を支払う必要がある。
年間にして4680円程度の追加負担になる。
つまり‥
広告非表示オプションを利用する場合、
合計月額990円(年払いの場合は月あたり約880円)の新料金になります!
広告の表示方法は?視聴体験への影響
広告の表示方法については、広告の頻度や位置はコンテンツによって異なる仕様になっているとのこと。
一般的な広告付き動画サービスの例を考えると、以下のような形式が多いです。
- 動画開始前に広告が流れる(プレロール広告)
- 動画の途中に挿入される可能性(ミッドロール広告)
- 動画終了後に広告が流れる(ポストロール広告)
Netflixの広告付きプランでは、動画の途中で広告が挿入される仕様ですが、Amazonプライムビデオでは映画作品への影響を考慮し、冒頭や終了時に限定される可能性もあります。
ただし、地上波のように頻繁にCMが流れるようになると、ユーザーの不満が高まる恐れもあります。
プライムビデオ突然の広告付与にユーザー反応は?
このサービス改定によって映像を楽しむ手段そのものが激変するかもしれません。ネットでは「普段のアニメを一気見しているときに広告が入るとテンション下がる!」「大事なシーンで止められたらストレスが溜まる‥」という声も上がっています。私自身も周囲との雑談で「広告は最初や最後だけならまだしも、途中挿入だと解約するかも」といった意見を耳にすることが多いです。
プライム会員の料金をすでに払っている人は「事実上の値上げではないのか?」という声が上がっています。
実際にこの数年で、年会費や月額は少しずつ高くなってきており、「海外ではプライムビデオ自体がもっと高額」「日本だけが優遇されていた」との見方もあります。
これまで気軽に動画を観られるのが魅力だっただけに「普段観ている作品が広告で中断されたら集中できない」という不安が根強く、4月8日以降の挿入タイミングがどうなるかで解約数に影響が出そう。
Amazonプライムビデオの広告付きプラン導入、多くのユーザーに影響を与える変更です。
しかし、Netflixの事例からも分かるように、広告付きプランの導入でコストを抑えつつ、より多くの動画コンテンツが提供される可能性があります。
他の変化はある?
プライム会員としての他の特典(ショッピング特典やエンターテインメント特典など)には変更はありません。特典の補填や他の有料サービス追加などは無い様です。
今回の変更は、Amazonが動画コンテンツ制作への投資を拡大していくための収益基盤の強化の一環とされています。
ユーザーが取るべき対応はどんな選択肢がある?
- 現状のプライムビデオをそのまま利用(広告付き)
→ コストを抑えつつ視聴を継続したい人向け。 - 広告なしプランに追加料金を払って移行
→ 快適な視聴体験を優先したい人向け。 - 他の動画配信サービスへ移行
→ Netflix、Disney+、U-NEXTなどの他のサービスを検討。
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