夏のiPhoneトラブル!暑さでiPhone故障・発熱が増える理由
夏は暑さによりiPhoneのバッテリーやiPhoneの熱暴走に関わる故障トラブルが増えます。この記事では、その原因と対策について詳しく解説します。
iPhoneのバッテリー性質と夏の影響
iPhoneのバッテリーはリチウムイオンバッテリーを使用しています。このリチウムイオンバッテリーは極端な温度環境で使用したり高温や低温に晒されると性能が低下し、寿命が短くなってしまいます。特に夏の高温、クーラーの無い締め切った車内、強い直射日光の下で使用するなどはiPhone本体の熱暴走による故障やバッテリーに大きな負担をかけ、バッテリー劣化を招き、充電の持ちが悪くなるなどの問題を引き起こすことがあります。
iPhoneが熱暴走する原因は?
iPhoneが熱暴走する原因はいくつかあります。主なものは高温環境下での使用やアプリの多重起動、充電しながらの使用です。これらはiPhoneの内部温度を上昇させ、熱暴走を引き起こす可能性があります。気温が高くなりがちな夏は特に注意する必要があります。
- 高温環境での使用:夏季は気温が高くなるため、iPhoneが自然と熱を持ちやすくなります。特に直射日光の下や車内など、温度が高い場所での使用は熱暴走を引き起こしやすいです。
- 充電中の使用:充電中はバッテリーが発熱します。その上でさらに操作を行うと、内部の温度が上昇し、熱暴走のリスクが高まります。
- 多重起動のアプリ:多くのアプリを同時に起動していると、プロセッサが高負荷になり、発熱を引き起こします。特にゲームや動画ストリーミングなど、大量のデータを扱うアプリは注意が必要です。
- ケースの使用:iPhoneにケースをつけていると、熱がこもりやすくなります。特に厚みのあるケースや、熱伝導性の低い素材のケースは熱暴走を引き起こしやすいです。
- OSやアプリのアップデート:新しいOSやアプリのアップデートは、一時的にプロセッサの負荷を上げ、発熱を引き起こすことがあります。これは一時的なもので、アップデートが完了すれば温度は下がりますが、高温環境下でのアップデートは避けるべきです。
密閉構造が夏にはつらい!
iPhoneはそのデザインと機能性を確保するために、防水や防塵のための密閉構造を採用しています。これは日常生活での水や埃からiPhoneを守るために非常に重要な機能ですが、その一方で熱の逃げ場を限定してしまう結果となります。
電子機器は動作するときに熱を発生します。iPhoneのプロセッサ(CPU)やバッテリーなどが電力を消費する際に避けられない現象です。通常、熱は機器の内部から外部へと放出され、機器の温度が一定に保たれます。
しかし、iPhoneのような防水・防塵機能を持つ密閉型の機器では、この熱の放出が難しくなります。つまり、内部で発生した熱が外部に逃げにくく、結果として機器全体が熱くなる、つまり「熱暴走」する可能性が高まるのです。
特に高負荷の作業を行ったり、高温環境下で使用したりすると、内部で発生する熱が増え、自然冷却に間に合わず、熱暴走のリスクが高まります。
iPhoneの熱暴走を防ぐための予防法
iPhoneの熱暴走を防ぐためには、高温環境下での使用を避け、不要なアプリは閉じる、充電中は使用を控えるなどの対策が有効です。また、iPhoneを直射日光から避ける、冷暖房の効いた場所で使用するなど、環境にも注意を払うことが重要です。
他にもノートパソコン冷却のための放熱グッズのノウハウを活かして各社はスマートフォン放熱・冷却グッズも発売しています。
- iPhone用放熱ケース:これらのケースは熱伝導率が高い金属を素材に使って、意図的に熱を分散します。iPhone背面に取り付けて使用します。一部のモデルにはファンも内蔵されており、iPhoneの熱を拡散するために空気を送ります。ファンが付いていない物でも、やはり熱を伝いやすくする素材を使用しており、自然に熱を放散するような仕組みのものが多くあります。
- 放熱テープ:これらは一般的にノートパソコン用に作られていますが、iPhoneにも使用できます放熱テープは熱伝導性の高い材料(通常は金属)で作られており、熱を迅速に拡散し、iPhoneの温度を下げることができます。これにより、iPhoneのパフォーマンスを維持し、過熱による損傷を防ぐことができます。
- 金属の放熱スタンド:これらのスタンドは、iPhoneを安定した位置に保ちながら放熱します。一部のモデルには送風ファンが内蔵されています。
iPhoneのバッテリーと熱暴走対策: まとめ
iPhoneのバッテリー問題や熱暴走は、適切な使用方法と環境管理により予防することが可能です!
- 密閉された高温環境での放置を避ける:直射日光の下や車内など、温度が高い場所に置き忘れや放置は避けましょう。
- 炎天下での酷使を避ける:特に炎天下での長時間の使用やゲーム、動画視聴などの高負荷な作業は避け、涼しねつい場所で休憩を取るなどしましょう。
- 熱の篭り具合を手で確かめる:定期的にiPhoneの温度を手で確認しましょう。特に熱いと感じたら、使用を一時停止し、冷却する時間を設けることが重要です。
夏の暑さによるトラブルを避けるために、発熱が気になったら対策を日常的に行ってiPhoneをまだまだ大事に使っていきましょう。もちろん気にし過ぎず程々に!
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