最近、折りたたみ式スマホを発表したことで注目を浴びつつあるスマホメーカー「Motorola」
かつては薄型の携帯電話「Razr」を発表したことでも、ガラケー時代は人気ブランドとされていました。
そんなMotorolaのスマホは「巣のAnrodoidを搭載」「ジェスチャー機能」といった特徴から、SIMフリー機のブランドとしても注目のブランドとされています。
今回は格安SIMを検討されている方のために、Motorolaのスマホの魅力について解説してまいります。
Motorolaはどんなブランド?
ここではMotorola社の特徴や、これまでの企業活動や業績について紹介します。
元はカーラジオのメーカーだった
今や格安スマホメーカーとして知られるMotorolaですが、元々はカーラジオメーカーとして企業活動を行っていました。
1930年ごろ、今の社名となる「Motorola」という名のカーラジオを発表。
この名前は「Motor(車)」と「Ola(波)」という二つの言葉を合わせたものです。
そして、1958年には人工衛星の無線機も開発。
当時、既に無線通信機メーカーとしてはトップクラスの企業でした。
携帯電話のファーストペンギン
世界で初めて携帯電話を作ったのはどこなのか、ご存知ですか?
実はこれも、Motorolaなんです。
1984年、世界初の携帯電話となる「DynaTac 8000X」を発表。
当時この携帯電話は満充電するのに10時間程度の時間を要し、また最大通話時間は30ほどでした。
それでも当時の人たちにとっては驚きの発明です。
当然ですが、アプリやパケット通信は非対応です。
まずネットがありません(笑)
となると勿論、スマホでは当たり前のタッチパネルもないのですが、液晶パネルは搭載していました。
しかも番号表示に対応するほか、通話先の記憶も可能だったんです。
また重量もそこそこあり、見た目もレンガみたいだったため「レンガ電話」とも呼ばれていました。
かつては携帯電話のスーパースター!
そして、世の中に携帯電話が普及しガラケー全盛期を迎えてしばらく、Motorolaから超薄型の折りたたみ式携帯「Razr」が発表されます。
スタイリッシュでコンパクトなRazrは世界での売り上げ台数1億台を超える大ヒット機種となり、話題となりました。
Razrは日本でもDoCoMoから「M702iS」として発売され、人気機種として知られていましたね。
と思ったのも束の間、2007年にAppleよりiPhoneが発表され、2008年には日本でも、SoftBankより「iPhone 3G」が発売。
その後のAndroidの登場も追い打ちをかけ、Motorolaはガラケーブーム終了と共に携帯天下の座を降りることとなりました。
Motorola のスマホの特徴
ここでは、Motorolaのスマホならではの魅力についてお話ししていきます。
素のAndroid搭載
Motorolaのスマホに搭載されているAndroidは、特にメーカーによるカスタマイズなどが施されていない「素のAndroid」となります。
他にも素のAndroidを搭載している端末にAndroid OneやGoogle Pixelシリーズがありますが、それと同じように純正の状態のAndroidのみが搭載された形で出荷されています。
素のAndroidを搭載している端末の利点として
- 動作が機敏
- ストレージを広く使える
- 見た目がスッキリで気持ちよく使える
といったことが挙げられます。
これまでにPixelシリーズなどのGoogle純正スマホを使っていた人には、もう一つの選択肢としてオススメです。
直感的な操作
Motorolaには、スマホを振ったりすることでも操作が可能なジェスチャー機能「Motoアクション」が搭載されています。
例えばスマホを2回振ることで、カメラアプリを起動できるといったものです。
ジェスチャー機能は画面を操作するよりも直感的に操作できるという点では便利ですし、何より使っていて楽しいですよね。
こうした遊び心満載かつ実用性も高いというのは、Motoloaスマホの最大の特徴と言えるでしょう。
折りたたみスマホ取扱メーカー
近年、ディスプレイパネルの技術進化により「折りたたみ式スマホ」が話題となっていますが、ついにMotorolaからも発表されました。
それが、
「Motorola Razr 2022」
です。
Motorola Razr 2022は単に折りたたみ式ということではなく、折り畳んだ状態でも通知を確認できるよう、サブディスプレイを搭載しているのも嬉しいポイントです。
折りたたみ式スマホはSamsungもGalaxy Z Fold 4をリリースしていますが、こちらは横開きで開いた状態では大画面、閉じれば通常のスマホサイズというものであり、ワイドスクリーンが利点となっています。
対してMotorola Razr 2022はコンパクトであるための折りたたみ式ということであり、両者のコンセプトは異なるものとなります。
Motorola のスマホはどんな人におすすめ?
Motorolaのスマホをお勧めできる人とそうでない人をまとめてみました!
格安SIM購入前の参考になれば幸いです。
【向いてる!】ミニマリストな方
Motorolaのスマホをお勧めできる人として、まずミニマリストを目指している方にはお勧めしたいです。
理由はなんといっても「素のAndroid」という部分です。
iPhoneと違い、ほとんどのAndroid端末はメーカーやキャリアによるカスタマイズ、専用アプリが埋め込まれており、これらのものは通常の方法では削除することができません。
つまり「このアプリ余計だな・・・」と、なんとなく感じていながらも我慢して使うこととなるのです。
UIによっては「非表示」もできるかもしれませんが、それでも気になる人もいるはず。
「必要なものだけでいい」という生活スタイルのミニマリストさんには、最初から何も入っていない、素のAndroid端末がピッタリです!
【向いてる!】クール&スタイリッシュにスマホをキメたい人
Motorolaのスマホに搭載されている「Motoアクション」
これをうまく使いこなしている姿は、まさに「スタイリッシュ」の一言でしょう。
画面をタップやスワイプしての操作を、手首を一振りするだけでエレガントに完結。
みている人からしても「カッコいい」という印象ですし、使っている自分も気持ちいいはず。
これはiPhoneなどに定番とされる「プロダクトデザイン」という側面での美とは違った、「スマホの操作に対する美意識」という面白い概念だと思います。
【ちょっと待て!】スマホに関して寂しがり屋な人
先ほど、Motorolaに搭載されている「素のAndroid」について、「余計なアプリがないから、スッキリしていて気持ちいい」と話しましたが、これが仇となる場合もあります。
それは、「キャリアアプリの支援があってスマホを使っている人」つまり、キャリア契約でスマホデビューをしたビギナーさんの場合です。
キャリア契約出身のスマホ初心者の方の場合、パケット利用料などのチェックや、キャリアが提供する音楽・動画サービスなどを利用されている方も多いでしょう。
またキャリアとしても、そうしたアプリは初心者向けにこそ設計しているため、確かに使いやすいというのもまた事実です。
普段からそうしたアプリを使っている人や、ずっと使い続けて乗り換えることも考えていない方は、素のAndroidを搭載した端末だとキャリアアプリの取り直しの手間がかかったりするので、注意が必要です。
まとめ
では、今回のまとめに入りましょう。
- Motorolaはかつて、携帯電話業界の天下だった
- Motorolaは世界初の携帯電話「DynaTac 8000X」を開発
- その後、薄型携帯Razrを発表し、ガラケー時代でも好成績を収めた
- 現在は折りたたみスマホを発表し、また注目を浴びつつある。
素のAndroidといえば、Androidのマスコットとしておなじみのドロイドくん。
実は本名は「Bugdroid(バグドロイド)」というそうです。
ここまでお読みいただき、ありがとうございました。
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