中華製スマートフォンといえば、安価に買えるサブ用途のスマートフォンを連想しますが、なかにはHuaweiやOPPOといった、ハイエンドモデルも存在します。
そうした、強く支持されている中華製スマートフォンとして「OnePlus」ブランドのスマートフォンも日本で熱を上げつつあります。
現在は日本未上陸であることもあり、使っている人はたまに居るくらいですが、今後のブームを予測して、OnePlusブランドのスマートフォンの魅力を予習しておきましょう。
知る人ぞ知るメーカー「OnePlus」とは?
最近は日本でもひそかに注目を集め始めているスマホメーカー「OnePlus」ですが、その特徴や評判について解説いたします。
コスパの高さが評判
OnePlus(万普拉斯)は中国のスマホメーカーであり、本社は広東省(カントンしょう)という所にあります。
2013年に設立された会社ですので、2023年現在は出来て10年ほどの新しい会社といえます。
2014年にはOnePlusシリーズ第一弾「OnePlus One」をリリース。
Snapdragon 801を搭載し、当時はハイスペックマシンの域であったにも関わらず、販売価格は299$(約40,000円程度)とコスパに優れることから話題を呼びました。
そのコスパの良さは、現在においても2023年2月に発売された「OnePlus 11」にてしっかりと受け継がれています。
OnePlus 11はゲーミング用途にも耐えうる処理性能と、ハードウェアによってナチュラル感を実現できる優れた3眼カメラを持ち合わせつつ、お値段は日本円にして約95,000円と10万円を切る価格帯を実現しています。
そうした実績により、日本でもコスパに優れる海外のSIMフリースマホとして注目を集めています。
日本未上陸
これだけ優れた製品をリリースし、実績があるにも関わらず、OnePlusシリーズのスマホは今も日本で正式には発売されていません。
確実に購入するとなるとEXPANSYSやETORENなどの海外スマホ購入に特化した通販サイトを利用する、もしくは海外製のSIMフリー機を扱っている専門店を探すことになります。
通販サイトを使用する場合、サイトによっては日本語のサポートが受けられないと言ったこともあるかもしれません。
そのあたりですと実店舗で買うのが確実かもしれませんが、ほとんどの場合は中古かアウトレットになるので、その点についての留意が必要です。
現在のところ、一番安心してOnePlusのスマホを購入できる手段は、EXPANSYSやETORENといった大手海外スマホの通販サイトを利用することだと考えられます。
OnePlusのスマホの評判
ハイスペックでコスパも最高のOnePlusスマホですが、最新機種であるOnePlus11の評判に関してはクオリティの高さに比例するものが殆どでした。
処理性能の高さによりSNSなどの利用は余裕、ゲームなどは動作が重たくなりがちですが、ポケモンGOはかなり快適にプレイできるようです。
それでいてバッテリー駆動時間も長く、一昔前のハイスペックスマホにありがちな「スペックの高さが駆動時間を奪う」といったことで悩む必要もありません。
ただし、OnePlus11は6.7インチディスプレイを搭載し背面もガラス仕様だからでしょうか、一部のユーザーからは「重たい」という声も上がっています。
この辺りは「iPhone14 Pro Maxの類」と割り切るべきでしょう。
OnePlusのスマホは独自OS?!
ここではOnePlusブランドのスマホに関し、注目すべきポイントを幾つか挙げていきたいと思います。
OxygenOS搭載
OnePlusのスマホの最大の特徴として、OxygenOSと呼ばれる独自OSを搭載していることが挙げられます。
独自OSといっても「Windows Phone」のようにAndroidと全く異なるものでもなければ、「BlackBerry OS」のような「なんとかしてAndroidアプリが動かせる」ものでもありません。
では、どういったものかというと「極限までオリジナリティを追求し、カスタマイズされ尽くされたAndroid」です。
一般的なAndroidよりも「直感的な操作性」にウェイトを置いたUIや、通知や画面の明るさ調整を一括して制限できるゲームモードなど、ストレスフリーな操作のための工夫が施されていることで支持を集めています。
翻訳もバッチリ!
海外製のスマホによくあるのが、日本語に非対応といった「言語問題」
なかにはAndroid端末でも日本語対応を謳っていながら、一部英語のままだったりということも海外製端末だとよくあります。
しかし、OnePlusの日本語モードはこの点も徹底されており、使っていて違和感を覚えるようなことはまずないレベルに翻訳されています。
元祖カスタムROM搭載スマホだった
OnePlusに独自OSが搭載されているのは、かつてはカスタムROMを搭載したスマホであったことが名残ではないかと言われています。
元々、シリーズ初代のOnePlus ONEは純正Androidではなく、当時のカスタムROMであるCyanogenMod(サイアノジェンモッド)が搭載されていました。
どうやらOSに独自性が見られるのが、OnePlusのアイデンティティのようです。
OnePlusのスマホ、向いている人・向いていない人
OnePlueのスマホはどんな人に向いているのか、最新機種であるOnePlus11の特徴から解説していきましょう。
【向いている人】スマホに対し、個性的なことに好奇心が強い人
いくら高性能とはいえ、現在OnePlusのスマホを実用している人はあまり見かけません。
なので、「人と違った物を使いたい」といった個性を出すというニーズにも、OnePlusはおすすめです。
ボディデザインはもちろんのこと、OSもOxygenOSといった「まるで別物」というくらいにカスタマイズされ、美しく生まれ変わったAndroidが搭載されているのは魅力的ですね!
ハード面、ソフト面共に魅力を感じつつ、「誰とも違う」という特別感も欲しい方には是非ともおすすめです。
【向いている人】情報収集に自信がある人
これは向いているというより、OnePlusのスマホを使う上での必須でもあるのですが、原則こういった海外製スマホを使う際は「自分で情報収集ができる」ことが前提となります。
キャリアでは取り扱いのない、ましてやOnePlusは日本未上陸のスマホですので、すぐに誰かのサポートを受けるのは困難といえます。
ある程度、翻訳ツールを使いながらも海外のサイトから情報を得られるくらいの情報収集スキルか、もしくはスマホに詳しい友人がいるなどの環境下で検討するのが好ましいでしょう。
【向いていない人】初めてSIMフリースマホを買う人
上記の「情報収集」ともつながるのですが、今までキャリア契約していたけどSIMフリー機にチャレンジしたいという方のデビュー機にOnePlusはおすすめしにくいです。
SIMフリー機という時点で、ある程度は自己責任となってくるのですが、初めのうちはネットの情報量が多めの機種の方が、何かあった際は安全といえます。
このような場合はメーカーによるフォローの面も踏まえ、OSアップデート期間も長めで素のAndroidを搭載したPixelシリーズなどから始めてみるのが良いでしょう。
まとめ
では、今回のまとめに入りましょう。
- OnePlusブランドのスマホはハイスペック&高コスパ
- 最新機種のOnePlus11はゲームもできて10万以下
- OnePlus11は独自OS「OxygenOS」を搭載
- 日本見上陸なので専門サイトでの購入を推奨
最近は格安SIMの業者の数も増え、情報も多く公開されていることもあり、SIMフリースマホのハードルも随分と下がってきましたが、だからこそ上級者向けの楽しみスマホも需要があるのかもしれません
OnePlus11はそうしたニーズにぴったりのスマホかもしれませんね。
ここまでお読みいただき、ありがとうございました。
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