ついにAppleからVRデバイスが発表!
その名も「Vision Pro」
現在、VR日本でもゲーム分野で普及が進んでいる技術であり、代表的なものとしてPlayStation VRがありますね。
Appleが発売を予定しているVision Proはもっと生活に身近なVRデバイスになるのでは?と予想されています。
アメリカでの発売は2024年を予定とされており、日本での発売は更に先と予想されますが、ひと足先にどんなデバイスなのか、今わかっていることをまとめてみました。
Apple ブランドVR/ARゴーグル「Vision Pro」
ここでは、Appleが発表したVRデバイス「Apple Vision Pro」とはどんなデバイスなのか、その魅力という観点から紹介いたします。
Vision ProもSiri搭載か?!
Vision Proの魅力、それは「ユーザビリティの高さ」ではないかと予想できます。
それは、音声アシスタントとして「Siri」を用いているからです。
Apple製品をお使いであれば、すっかりお馴染みな方も多いであろう「Siri」
当然のようにVision Proにも搭載されているようで、iPhoneで活用している人であれば同じようにSiriによる音声アシスタントを受けることができます。
Siriのような音声アシスタントの利点は、何より「人間の言葉で操作できる」これにつきます。
普段、私たちがこのように普通に使っている言葉のことを「自然言語」といい、近年のAI普及によってITデバイスの操作への応用も進んできているものです。
人に話しかけたり、何かを頼んだりするのと同じようにデバイスを操作できる。
これはウェアエアブルデバイスという、身につけたうえでの簡易操作が主だからこそ求められるユーザビリティといえます。
VRデバイスのスタンダード
ユーザビリティという観点で言えば、Vision Proには洗礼された「アイトラッキング/ハンドトラッキング」が可能となっているのも大きな魅力の一つです。
トラッキングとは、何かの動きをデバイスが検知し、その先を案内したり視点を合わせる動作のことです。
例えば「アイトラッキング」は目線の先に必要とされる情報を表示したり、ハンドトラッキングであればジェスチャー操作を可能としたりです。
VRゴーグルにはこのトラッキングという面に関しては求められるものが多いのですが、Vision Proは
- 簡単なジェスチャー操作
- 膝の上などでのタップ操作
- 視線でのカーソル移動
などを実現し、なんとトラッキングだけで操作を完結できる設計となっています。
専用OS「visionOS」
iPhoneにはiOS、iPadにはiPad OSと専用OSが用意・搭載されているように、Vision Proにも「VisionOS」という専用OSが搭載されています。
VisionOSのインターフェースデザインは、お馴染みのiOSのフラットでカラフルなデザインで統一されており、操作もiPhoneのように直感的に行えるようになっています。
ゴーグルをつけると、まるで目の前でiOSが自分の生活を助けてくれるかのような操作性ですので、使いやすいだけでなく、使っていて「心地が良い」とさえ思うでしょう。
まだVisionOSに関する詳細な情報は明かされていませんが、VRコンテンツのダウンロードへの対応や、ウェアラブルデバイスならではのAIを駆使した機能の搭載が予想されます。
Vision Proはここが凄い!
ここではVision Proにしかない魅力や、他のVRゴーグルには無いとされる強みについて、「欲しくなる理由」をもっと掘り下げてみましょう!
※ちなみに、発売日は2024年頃予定となります。
この章を読んで欲しくなっても、今すぐ買えるわけではありませんのでご了承下さい。
4kディスプレイ
Vision Proの魅力は何より、「画面の美しさ」これに尽きると思います。
「VRデバイスなんだから、画面が綺麗なのは当たり前」かと思われますが、本当にリアリティのある美しいVR体験ができるデバイスというのも、まだ少ないのが実情です。
しかし、Vision Proは4Kの解像度や、スムーズな描画を可能とする高性能プロセッサの搭載、高速ワイアレス接続など「リアリティを損なわないVR」を可能とするための技術の全てがゴーグル本体に詰め込まれています。
正統派のVRを体験したいなら、Vision Proは選択肢に外せないでしょう。
モード切り替えはダイアル式
Vision Proにはモード切り替えなど、一部の操作は物理的なダイアルで行うとしています。
「イマドキのデバイスに物理的アプローチなんて・・・」
確かにチープかもしれませんが、こうした視覚的デバイスでは物理アプローチが一番の恩恵だったりもします。
目線やジェスチャーだけでは、急を要する操作の場合は回りくどかったりもします。
ダイレクトに操作したい場合は、キーやダイアルといった「わかりやすく直感的な手段」が一番有効でしょう。
現在、確認できる画像ですとゴーグルの美観を損なうようなダイヤルでは無いようなので、外観の面は気にならないかと思われます。
ITデバイスの新概念「空間コンピュータ」
Apple社はVision VRをもって、「空間コンピュータ」という新しいIT機器の概念を提唱しました。
これは、次世代のコンピュータのあり方を定義するものと捉えることができます。
例えばiPhoneなどのモバイル製品や、それ以前から存在する「パーソナルコンピュータ」は、現実世界と一線を引き、完全に区別された状態で存在・利用となります。
それらと、VRという技術をもって利活用されるデバイスの違いは「仮想と現実の融合」です。
例えば、本来はiPhoneなどの端末内でアプリを操作するところ、Vision Proでは自分の目の前に捜査に必要な画面が表示されます。
つまり、今までのiPhoneの画面が自分の視界となるので、より直感的で臨場感・没入感あるコンピューティング体験が可能となるのです。
勿論、そのスタイルについて賛否は分かれますし、安全上のメリット・デメリットはあります。
よって、PCやモバイル機器と並行する形で「空間コンピュータ」というデバイスが存在し、共存していくこととなるでしょう。
Vision Proの伸びしろ
次世代VRデバイスとして注目されているVision Proですが、新たな試みということで課題もあるようです。
バッテリーが外付け?!
どうもVision Proのバッテリーは「外付け」となるようです。
身につけて動き回ることを前提とするウェアラブルデバイスとして、特にコードなどの部分について、これは思うところがありますね。
AppleにとってもVRデバイスは初の試み、ましてやVR体験に関して妥協をしないスペックを優先したのであれば、仕方のないことだったのかもしれません。
数世代後にはバッテリー内蔵の設計にアップデートされる可能性もありますし、今後に期待です。
価格面ではまだ身近ではない
Vision Proの日本での発売予定価格は、なんと48万円とかなり高額です。
これも、VRデバイスの普及や開発環境といった現状を考えれば、致し方ないのかもしれません。
これも今後、普及とともに「iPhoneやiPadのminiシリーズ」のような、廉価版としての位置付けモデルが発表されるのではないかと考えられます。
Vision Proは先ほどのバッテリーに関することや、VisionOSのソフトウェア面での改良点、VRコンテンツ普及率などを考えても伸びしろのあるデバイスとも言えます。
「ちょっと興味はある」という方は、ひとまず様子見のスタンスでもいいのかもしれません。
まとめ
では、今回のまとめに入りましょう。
- Vision ProにはiPhoneでお馴染みのSiri搭載
- アイトラッキング/ハンドトラッキングで直感的な操作が可能
- 美しい4Kディスプレイ
- iOSの利便性と現実の融合を目指したVRデバイス
iPhoneユーザーにとって、iOSによる生活のリッチ化という恩恵は常日頃から受け取っていたものですが、更にそれが生活に融合するとなると、今からドキドキですね!
ここまでお読みいただき、ありがとうございました。
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