AirPods Pro 3の進化点と注意点【2025年9月発売】

AirPods Pro 3の進化点と注意点【2025年9月発売】

音質とノイズキャンセリングの飛躍

2025年9月10日のApple新製品発表イベントで公開されたAirPods Pro 3
従来のイヤホンを超える進化とのこと。

項目 AirPods Pro 3(公式発表値)
発売日 2025年9月19日
価格(税込) 39,800円
ノイズキャンセリング性能 第2世代比「最大2倍」、初代比「最大4倍」ノイズ除去
音楽再生時間 ANCオン時 最大8時間(前世代比33%増)
外音取り込み時 1回の充電で最大10時間連続駆動
イヤーチップ 新素材(フォーム材入り)・XXS〜Lの計5サイズ
防汗・防水性能 IP57等級(AirPodsシリーズ初)
センサー カスタム心拍センサー・PPGセンサー・加速度計・ジャイロ・GPS
フィット感 10万時間以上のユーザー調査・1万以上の耳のスキャンで最適化
Apple Intelligence機能 ライブ翻訳(ベータ:2025年末に日本語対応予定)
ワークアウト記録 最大50種類のワークアウト・心拍数/カロリー計測対応
サステナビリティ 再生コバルト100%バッテリー、65%再生プラ素材ケース

音響性能とノイズキャンセリングは前モデルから数値的に確実な進歩を見せている。
独自設計されたマルチポート音響アーキテクチャにより、耳に届く空気の流れを精密に制御し、深みのある低音と澄み切った高音域になった。

アクティブノイズキャンセリングは頂点マイクと高度な信号処理、新しいフォーム素材のイヤーチップの組み合わせで性能アップ。ノイキャン効果は前モデルの2倍、第1世代と比べると4倍。1万以上の耳の3Dスキャンデータを基にしたデザイン調整や5種類のイヤーチップ展開により、装着感も大幅に向上している。

AI連携で実現する未来的機能

Appleインテリジェンスとの統合がAirPods Pro 3の最大の特徴といえる。

代表的な機能がリアルタイム翻訳。シンプルなジェスチャーで起動すると、AirPodsが拾った音声をiPhoneのAIが翻訳し、画面に表示する仕組み。言語の壁を越えた会話が可能になり、旅行やビジネスシーンでの実用性が期待されている。イヤホンが単なる音楽再生機器ではなく、コミュニケーションを補助するツールへ進化。

ヘルスケア機能と利便性の向上

AirPods Pro 3には心拍数センサーが新たに搭載、日常での心拍や消費カロリーを測定できる

Appleが25万人以上の研究参加者から得た大規模データを基に設計、最大50種類のワークアウトに対応。AirPods Pro 3のバッテリー駆動時間は最大8時間へ延長、IP57準拠の防水性能も備え、日常生活で使いやすい。

代表的な機能 機能のメリット
心拍数センサー 赤外線を毎秒256回耳にあて血の流れを測ることで、正確な心拍数を測定。
対応する運動の種類 iPhoneの健康アプリで最大50種類の運動を記録でき、ランニングやヨガなど多彩に対応。
運動中のデータ連携 心拍数や消費カロリー、移動距離などのデータがリアルタイムでiPhoneのアプリに表示され、管理が簡単。
防水性能 雨や汗、シャワーの水しぶきにも耐えられるIP57相当の強い防水機能。
イヤーチップの改良 新しい素材を使ったイヤーチップで、耳にしっかりフィットしてずれにくく、快適。
聴覚の健康サポート機能 難聴予防機能として音量チェック、騒がしい場所で自動音量調整など保護機能。
体温センサー機能 耳の温度を測り、体調の変化を手軽に把握できる機能が追加された。
ライブ翻訳機能 会話中の言葉をその場で翻訳、言語の違う相手ともスムーズにコミュニケーション可能に(2025年末日本語対応予定)。

AirPods Pro3にネットの反応と評価は

ネット上ではこのAirPods Pro3賛否両論の声が飛び交っている。

  • 初代比で4倍のノイズキャンセリング性能に驚きの声
  • 通勤利用者からは「これだけで価値がある」と高評価
  • 価格に関して「機能を考えれば安いが冷静に見ると高い」という意見
  • ランニング時にApple Watchが不要になる点を歓迎
  • 翻訳機能の実用性に期待と疑問が混在
  • バッテリー8時間持続を最重要の改善点と捉える人も多い
  • 5サイズのイヤーチップ展開に「耳の形に合わず困っていたが助かる」との声

その一方で、「AI機能は最新iPhoneがないと使えないのでは」「ソニーやBOSEと比較して本当に世界最高なのか」「IP57は完全防水ではない」といった意見もある。さらに、バッテリー劣化による寿命の短さを懸念する声も目立つ。

AirPods Pro3の不安視されたポイント

AirPods Pro 3は確かに進化を遂げているが、注意すべき制限やデメリットも存在する。

まず、イヤホン単体の連続再生時間は6時間から8時間へと改善されたが、充電ケース併用時の総再生時間は従来の30時間から24時間へ短縮された。長時間利用したい人にとっては、充電頻度が増えるのではという意見もある。
また、ライブ翻訳機能はAirPods Pro 2でも利用でき、AirPods Pro 3だけの独占機能ではない所も少し残念。さらにノイズキャンセリング性能の大幅な改善についても、イヤーチップの素材や形状による影響が大きく、本体そのものの技術的進化と切り離して考えると進化度合いは少ないという意見がある。これらはスペック表だけでは見落とされやすいが、実際の購入判断に関わってくる。

ポイント 指摘された不安点
総再生時間の短縮 イヤホン単体は使用は8時間へ向上、ケース併用時は30時間から24時間へ短縮。長時間使う人は充電回数が増える懸念。
ライブ翻訳は独占機能ではない 話題の翻訳機能はAirPods Pro 2でも利用可能。Pro 3だけの特別な要素ではない。
ノイズキャンセリングの差は限定的 進化したとされるが、イヤーチップの素材や形状改良による影響が大きい。技術的な性能差だけを過信しない方が良い。

価格は前モデルと比べるとPro版は据え置きに

近年発売したAir Podsシリーズと価格

モデル 発売日 発売直後価格(税込)
AirPods Pro 3 2025年9月19日予定 39,800円
AirPods 第5世代 2023年9月20日 29,800円
AirPods Pro 2 2022年9月23日 39,800円
AirPods 第4世代 2022年3月18日 27,800円

価格だけを比べてみると据え置きになっており、新モデルが大幅値上げされる近年では、
この点は大きく評価されている様です。さてAir Pods Pro3 皆さんは買いますか?


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