デスクワーカーの皆様、いつも事務作業お疲れ様です!
ところで、皆さんは日々の業務で使うパソコンを使いこなせていますか?
今ではパソコンスキルはビジネスパーソンとして基礎リテラシーと言われていますが、業務で知っておかないといけない最低限の操作しか知らないと言う方も多いかもしれません。
しかし、それ以上にパソコンの「便利技」なるものを知っておくと、作業が時短できるだけでなく、作業をスムーズに進められるのが気持ちよくなり「仕事が楽しくて仕方がない!!」とさえ思うことも!
今日はそんな、知ってしまうと「パソコンを触らずにいられなくなる」かもしれない便利技を紹介します。
この記事でわかること
- 時短にお勧め!ショートカットキー
- スタートメニューの整理整頓
- 結構使う、スクショの撮り方(Win/macOS)
- 簡単にできるパソコンお手入れ
パソコン便利テクニック【操作編】
ここでは、普段行うパソコン操作をより素早く行える「ショートカットキー」や、便利に使える「スクショの撮り方」を紹介します。
今から使いたいショートカットキー
パソコン便利技の代名詞といえば、やっぱり「ショートカットキー」
パソコンの達人であればあるほど、ショートカットキー捌きが鮮やかなものです。
今から紹介するショートカットキーを足がかりとすれば、今この記事を読んでいる皆様も、
ゆくゆくは誰もがリスペクトする「ショートカットキーマスター」になれるかもしれませんよ!
実務でよく使うショートカットキー
切り取り・・・ Ctrl + X
コピー ・・・ Ctrl + C
貼り付け ・・・ Ctrl + V
保存 ・・・ Ctrl + S
印刷・・・ Ctrl + P
新規作成・・・ Ctrl + N
新しいウィンドウを開く
Windowsの場合 ・・・ Windowsキー + E
macOSの場合 ・・・ Command + N
※macOSの場合、Ctrl→Commandに読み替えてください。
上記のショートカットキーは、Woed、Excelをはじめ多くのソフトウェアに共通して使える汎用的なものばかりです。
ショートカットキーを使いこなすコツは、
「ちょっとずつ覚える」
「覚えた日に3回は使う」
です。
一気に多くを覚えようとすると、いざ使おうとした時「この操作はどのキーだっけ」とわからなくなってしまいます。
なので、覚えるショートカットキーは選んでください。
できれば「ひとつずつ」がおすすめです。
また、ショートカットキーは暗記するものではなく「使って覚えるもの」です。
なので実践を意識しましょう。
パソコンでスクショはこう撮る!
ときに資料作成などにおいて、パソコンの画面上に表示されている内容を扱いたい場合があります。
その際に必要となるのが、パソコン上の画面を記録するための「スクリーンショット」と呼ばれる操作です。
スクリーンショットは一般的に「スクショ」と略称で呼ばれることが多いです。
スクリーンショットの撮り方
Windowsの場合
画面全体を記録する場合・・・PrintScreenもしくはFn + Prt Scrキーを押す。
画面の一部を記録する場合・・・
1. Windowsキー + Shift + Sを押す。
2. 画面全体が暗くなったら、欲しいところだけをドラッグ
記録したスクリーンショットは、ペイントなどのソフトに貼り付けて保存しましょう。
(貼り付けは先ほどのショートカットキー、Ctrl + Vがおすすめです。)
macOSの場合
画面全体を記録する場合・・・ Command +Shift + 3
画面の一部を記録する場合・・・ Command +Shift + 4
macOSの場合、スクリーンショットはデスクトップに自動保存されます。
【衝撃】実はキーボード操作の方が早かった?!
ここまでの便利技ですが、比較的キーボード操作が多いように見えます。
パソコン初心者の場合、少しアレルギーを起こすかもしれません。
意外かもしれませんが、実はパソコン操作というのはキーボードで行った方が「早く」行えるのです。
マウスで操作する場合、視覚的ですので確かにわかりやすいのですが、マウスを持っていくまでの時間というのが意外と長かったりするのです。
例えば、メモ帳を起動する場合
- スタートボタンまでカーソルを持っていく
- スタートボタンをクリックする
- スタートメニューをスクロールする
- やっと「Windowsアクセサリ」フォルダが見つかる
- その「Windowsアクセサリ」の中からメモ帳を・・・
と、意外と手間がかかっているのです。
その点、キーボードでの操作は「押せば反応する」ので、ほぼ一瞬です。
実は先ほどのメモ帳、以下の方法でキーボードからも開けます。
- Windowsキー + R
- notepadと入力してEnter
実際やってみると。驚くほど素早くメモ帳が開けるのがわかります。
ちなみに、Windowsキー + Rで呼び出される「ファイル名を指定して実行」は時短だけではなく、Windowsの特殊な設定を行う際にも使われます。
次に紹介するのは「ファイル名を指定して実行」を使った、裏ワザ的な便利技です。
パソコン便利テクニック【整理整頓編】
パソコンの中身を整理整頓しておくと、わかりやすい上にいい気分で仕事ができます。
ここではパソコン内の整理整頓術を紹介します。
スタートメニューを整理
最近はWindowsもMicrosoft ストアの充実により、フリーソフトをWebサイトからダウンロードして使うという機会も減ってきているかもしれません。
しかし、スマホと違ってプログラムの提供の自由度が高いパソコンである以上、インストーラーをダウンロードしてというスタイルは未だ当たり前に行われています。
そのインストーラーが作る「スタートメニュー」へのショートカットが、場合により体裁が悪かったりもします。
また、インストーラーなどが特になく実行ファイルのみの提供であった場合、Cドライブなどにコピー後はショートカットを作りますが、できればそれもスタートメニューに入れたいところです。
その方法に先ほどの「ファイル名を指定して実行」を使用します。
実はスタートメニューも実はフォルダの一種であり、フォルダ内のショートカット=スタートメニューの項目となります。
そのフォルダを開くには、
システム全体で使われる項目はshell:common programs
ログイン中のユーザーのみが使える項目はshell:programs
と入力してEnterキーを押すと、スタートメニュー用のフォルダを開くことができます。
共用のパソコンで一人ずつアカウントがある場合ですが、自分だけが使う項目はshell:programsに入れるようにしましょう。
ファイルを整理
スマホで撮った写真をパソコンに保管しておく人などが、特にこういう悩みがあると思うのですが、写真のファイル名、
img_2021030401.jpg
img_2021030402.jpg
img_2021030403.jpg
のようになっていませんか?
そしてこれ、ちょっと気になりませんか?
できればグルメの写真を撮影したのであれば、料理名などに変えたいところです。
そんな時に便利なのがこちらのフリーソフト
Flexible Renamer
です。
このソフトを使えば、ファイル名に連番をつけたり、決められたフォーマット通りにリネームしたりということが簡単に行えます。
植物やペットの写真など、同じ内容で違うポーズの写真を何枚も撮影する方には特におすすめです。
アカウントを整理
Webでは多くのサービスが提供されていますが、それらを利用するのには「アカウント」を作成することがほぼ必須です。
中にはSNSでの認証が可能なものも多くありますが、メールアドレスと個人情報を入力し、パスワードを決めて・・・という手順を踏まなくてはならないものも珍しくはありません。
そして、そのユーザーID(となるメールアドレス)と設定したパスワードなどの「アカウント情報」が判らなくなってしまう人は珍しくありません。
もしかしたら、あなたにも心当たりがありませんか?
そんなお悩みを解決してくれるのがこちら
KeePass2
です。
このフリーソフトはアカウント情報をわかりやすく記録し、その内容を機密性を保って保存することができます。
ソフト起動時はもちろんパスワード認証をかけることができますし、保存されたデータファイルは暗号化されているため、ファイルを直接改ざんされるなどの脅威からも守られています。
これで「このパスワードなんだっけ・・・」から、安心して卒業できますよ!
パソコン便利テクニック【お手入れ編】
思いっきり働いたら、パソコンのお手入れも忘れずにしてあげましょう。
ブラウザキャッシュクリア
EdgeやChromeなどのWebサイトを閲覧するブラウザは、一時的に内容をダウンロードながらページを表示していくため、どうしても一時ファイル(キャッシュ)が残ってしまいます。
これらはストレージ容量も肥大化させる上、ときとして予期せぬトラブルの原因にもなったりします。
なので、気がついた時にでもブラウザのキャッシュを消すと良いでしょう。
よく使われるブラウザごとに、キャッシュクリアの方法を説明いたします。
Microsoft Edge
右上の三つの点「・・・」をクリックし、「設定」をクリックします。
「プライバシー、検索、サービス」をクリックし、スクロールします。
「今すぐ閲覧データをクリア」欄にある「クリアするデータの選択」をクリックします。
「Cookieおよびその他サイトデータ」のチェックを外し、「今すぐクリア」ボタンを押します。
FireFox
右上の三本線マークをクリックし、「設定」をクリックします。
「プライバシーとセキュリティ」をクリックしてスクロールします。
「Cookieとサイトデータ」欄にある「データを消去…(L)」ボタンをクリックします。
「Cookieとサイトデータ」のチェックを外し、「消去(L)」ボタンをクリックします。
Chrome
右上にある、三つ縦に並ぶ点をクリックし、「設定」をクリックします。
「プライバシーとセキュリティ」をクリックしてスクロールします。
「閲覧履歴データの消去」をクリックします。
「Cookieと他のサイトデータ」のチェックを外し、「データを消去」ボタンをクリックします。
ストレージ不要ファイル削除
またWebブラウザに限らず、アップデートやシステムが稼働するための一時データなども、定期的にクリアしておくことをお勧めします。
以下、Windows 10での例です。
エクスプローラーを起動して左側の一覧よりPCを選びます。
Windowsがインストールされているドライブ(通常はCドライブ)を右クリックし、「プロパティ」をクリックします。
画面右下にある「ディスクのクリーンアップ(D)」をクリックします。
今度は左下にある「システムファイルのクリーンアップ(S)」をクリックします。
尚、あまり時間がない場合はこの段階で「OK」ボタンを押すことで、簡易的に不要データのクリアが可能です。
不要ファイルの検査が始まるので、しばらく待ちましょう。
内容を確認したら、「OK」ボタンをクリックします。
この例ですと、1.26GBの不要ファイルをクリアします。
不要データのクリアが始まるので、しばらく待ちましょう。
【上級者向け】バッテリーレポート
ノートパソコンのバッテリーが持たなくなってきた場合など、バッテリーの劣化かもしれません。
以下の方法を使うと、自分でもバッテリーの状態確認をすることができます。
尚、この方法は「コマンドプロンプト」という専門ツールを使うため、上級者向けの内容となっています。
「自信がないな」と思われる方は、先に専門店などへ相談されることをお勧めします。
Windowsキー + R で「ファイル名を指定して実行」を呼び出し、「cmd」と入力してEnterを押します。
コマンドプロンプトというツールが起動するので、ここに
と入力してEnterを押します。
このとき、「powercfg」と「/batteryreport」の間には半角スペースを入れてください。
そして、
「バッテリ寿命レポートがファイル パス <ファイルの場所> に保存されました。」
とメッセージが表示されたら、保存場所(通常は自分のユーザーフォルダ)に、「battery-report」というファイルが保存されているので開きます。
こちらがバッテリーレポートの画面です。
「Installed batteries」欄について
FULL CHARGE CAPACITYが現在のバッテリー容量
です。この場合ですと、元々が約42mWh、現在が約36mWh(四捨五入)ですので、
36 ÷ 42 × 100 = 約86%のバッテリー性能となります。
この結果が著しく低い場合には、バッテリー交換が必要ですので専門店などに相談しましょう。
まとめ
では、今回のまとめに入りましょう。
- パソコン操作を素早く行うならショートカットキーを使おう
- キーボードの応用操作でスタートメニューも整理整頓しよう
- ファイルリネームやアカウント管理は、便利なソフトを使おう
- 不要ファイル消去でパソコンのお掃除をしよう
Eye Smartではパソコンの修理も行っています。
「ソフトの起動が遅い」「落として画面を割ってしまった」「ウィルスに感染してしまった」などでお困りの際は、是非ともご相談下さい。
ここまでお読みいただき、ありがとうございました。
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