Switchの熱暴走?【予防、対策、故障と修理事例】
夏場になると、Nintendo Switchの熱暴走問題が頻繁に報告されます。この記事では、その予防と対策、そして私たちの修理店での故障と修理事例をご紹介します。
これって熱暴走?予防や対策
Nintendo Switchが熱暴走しているかもしれないサインに注意してください!
- ゲームをしている最中に突然Switchが切れる。Switchが過熱すると、保護機能が働いて自動的に電源が切れることがあります。これは、Switch本体やバッテリーを故障から守るための措置です。
- Switchが触ると熱い。Switchが正常な状態であれば、触ってもそれほど熱くはありません。もし、Switchが触って熱いと感じたら、過熱している可能性があります。
- 「高温のため電源を落とします」というメッセージが出る。Switchが過熱すると、このメッセージが表示されます。この場合は、Switchをしばらく休ませて冷やす必要があります。
- Switchが曲がって見える。Switchが過熱すると、本体のプラスチックの部分が熱で曲がってしまうことがあります。
- ゲームが突然止まる。Switchが過熱すると、ゲームが突然止まってしまうことがあります。ゲームの処理が追い付かなくなったためです。
- ゲームが遅く感じる。Switchが過熱すると、ゲームの処理が遅くなることがあります。これは、CPUやGPUが熱でパフォーマンスが低下したためです。
これらのサインが出たら、Switchが熱くなりすぎている可能性があります。背面を触ってみたりして確かめてください。その場合は、ちょっと休んでSwitchを冷やすか、あんまり暑くなりすぎるようなら専門家に見てもらうことをおすすめします。
熱暴走にならないために!予防方法の一例
- 吸排気口を開放する:Switchの冷却システムは吸排気口を通じて行われます。これらの口が何かで覆われていると、熱が内部に閉じ込められ、熱暴走を引き起こす可能性があります。Switchを使用する際は、吸排気口が開放されていることを確認してください。
- 涼しい環境で使用する:高温の環境では、Switchの冷却システムが十分に機能しない可能性があります。特に夏場は注意が必要です。なるべく涼しい場所でSwitchを使用しましょう。
- ドックの使用に注意する:ドックを使用すると、Switchの熱がドック内に閉じ込められ、熱暴走を引き起こす可能性があります。ドックを使用する場合は、側面のカバーを開けておくことが推奨されます。
- 定期的に休憩を取る:Switchを長時間にわたって使用すると、熱が蓄積し、熱暴走を引き起こす可能性があります。定期的に休憩を取り、Switchを冷却することが重要です。
電気店やインターネットでは以下の様なSwitchを冷却するファン付き冷却ドックなども発売されている様です。べんりですね。
通気口を塞ぐ抜け毛とソレに絡まったホコリに注意!!
猫や犬など毛が抜けるペットを飼っているご家族でSwitchを使っているご家庭でよくある故障。通気口に大量の毛やそれに絡まったホコリがSwitchを分解していると沢山出てくる場合があります!これは同じく通気口から排熱しているパソコンなどでも同じです。デスクパソコンは定期的に掃除する人も多いですがSwitchは分解する人は少ないため、冷却ファンが回っていない場合やSwitchが熱い場合は毛が原因の場合もあります。
Switchの熱による故障と修理事例
夏場にSwitchの熱暴走による故障修理が特に増えます。以下に、その一部をご紹介します。
ケース1:Switchが突然電源が落ち、再起動しなくなった。
診断の結果、内部の基板が過熱で損傷していることが判明。基板の修理により問題は解決しました。
基板は、Switchの電気回路を制御する重要な部品です。過熱すると、抵抗値が高くなり、電流が流れにくくなります。これにより熱が発生しやすくなって基板が損傷し、Switchが電源が落ちたり、再起動しなくなったりすることがあります。
ケース2:Switchの画面がフリーズし、操作ができなくなった。
内部を調べたところ、冷却ファンが故障していました。新しいファンに交換することで、Switchは正常に動作するようになりました。
冷却ファンは、Switch本体の熱を外部に放散する役割を果たしています。冷却ファンが故障すると、Switch本体が過熱し、画面がフリーズしたり、操作ができなくなったりすることがあります。
これらの事例からもわかるように、Switchの熱暴走は深刻な問題を引き起こす可能性があります。
よくある冷却ファンが弱ってくると起こる事!
Nintendo Switchの冷却ファンが故障したり、その性能が低下したりする(つまり、回転速度が遅くなる)と放熱する能力が落ちてきて次のような問題が生じる可能性があります。
本体の温度上昇:冷却ファンが適切に機能しないと、Switchの内部で生じる熱が十分に排出されず、結果として本体が過熱する可能性があります。これが起こると、「本体の温度が高すぎるため、スリープモードに移行します」という警告メッセージが表示され、強制的にスリープモードに移行することがあります。
パフォーマンスの低下:本体が過熱するとSwitchの動作が遅くなることがあります。これは、高温が続くと、本体のパフォーマンスを維持するためにCPUのクロック速度が低下するからです。その結果、ゲームのフレームレートが下がったり、ゲームが途中で止まったりすることがあります。
故障が広がる可能性:冷却ファンが故障している状態でSwitchを続けて使用すると、本体の過熱により内部の電子部品が損害を受ける可能性があります。基板が故障すると、専用の基盤修理が必要になってくるため、修理費が高額になる可能性があります。最も悪い場合、Switchが起動しなくなるなどの重大な故障を引き起こす可能性もあります。
このように、Switchの冷却ファンが故障したり、その性能が低下したりすると、本体の過熱、パフォーマンスの低下、故障のリスクなど、さまざまな問題が生じる可能性があります。そのため、冷却ファンの異常を感じた場合は、早めに修理や対策を行うことが重要です。
基盤修理とは?:EyeSmartの専門サービス
EyeSmartでは、Nintendo Switchの基盤修理という専門的なサービスも提供しています。基盤の故障は、専門の基盤修理設備と精密な作業が必要となります。そのため、基盤の修理箇所によっては修理価格が高額になる可能性があります。基盤修理が必要となる場合、修理費用はSwitchの新品購入価格と同等になることもあります。そのため、修理を依頼する前に、修理費用と新品購入費用を比較し、どちらが最適な選択かを検討することをお勧めします。当店では、見積もりにより基盤修理が必要かどうかを判定することが可能です。
基盤修理は、主にSwitch本体に記録されたデータを回収したいお客様向けのサービスとなっています。修理が成功し、Switchが起動できるようになったら、お客様はその間にSwitchのデータを他のデバイスに移行することが可能となります。
基盤修理は、2〜3日から最長で一週間程度の時間を要することがあります。修理の進行状況により所要時間は変動するため、修理を依頼する際にはこの点をご理解いただくようお願いします。
EyeSmartでは、お客様の大切なデータを守るため、最善の努力を尽くして基盤修理に取り組んでいます。何かご不明な点がございましたら、お気軽にお問い合わせください。
♦︎他にも気になる記事はこちら
カテゴリー